4月10日からサモアで行われる「ワールドラグビーパシフィック・チャレンジ2024」に挑むJAPANXVは31日から千葉県成田で直前合宿を行っている。2日、練習の様子を一般公開された。秋濱悠太(明治大)、佐藤健次(早稲田大)、青木恵斗(天理大)、土永旭(京都産業大)の4人のオーバーエイジ選手たちもチームに合流している。
1日に発表されたキャプテンは太安善明(天理大)が任命された。練習後話を聞いた。
キャプテン就任を告げられたのは31日の夜。『よし頑張るぞ』と意思を固めた
――どのタイミングでキャプテン就任を言われたか
みんなが集まった日(31日)の夜に監督に呼ばれて『行くぞ!』と言われた。みんな、疲れがたまっていたので、翌日の練習前まで誰にも言うなよ、その時、発表するぞということになりました。
――キャプテンになった感想は
自分でなると思っていなかったので、驚きもありましたが、言われた時は『よし頑張るぞ』と意志を固めました。キャプテンになっても変わらず身体を張り続けて、アタックではキャリーで、タックルでも身体を張り続けたことが評価されたのかなと思います。
――他のリーダーは決まっている?
まだキャプテンだけで、後々決めるという話を聞いています。
――高校でキャプテンを務めていました
天理高校のときはキャプテンをやる気持ちでいましたが、代表の中でまさか自分がなると思わなかったです。国際レベルで荷が重いというか……その差があります。ただキャプテンになっても特別変わったことをしていないし、しゃべってくれる選手も多いので、自分が特に何か言うということではなく、選手同士が言い合えるので大丈夫です。(オーバーエイジの選手は)なにか言わなくてもやってくれます。
――強化合宿では格上のリーグワンチームとの試合ができました
強い選手がきても臆することなくコンタクトすることができたかなと思います。4戦は自分にとってもチームにとってもいい経験になった。
――リーグワンとの練習試合で改善されたこと
最初のころは個々、個々というふうに全員がバラバラになっていたが、決められた速いテンポのアタックをして、ディフェンスでもすぐセットして相手より速く動き続ける自分たちの形ができてきたことが良くなったところだと思います。
FWだったら2月からモール、スクラムと練習してきて、セットプレーにこだわろうと決めていて、1戦目のパナソニック戦はいい形にはならなかったが、最後の方では途中でペナルティーを取ったりトライが取れたので良かったです。
――エディー・ジョーンズ日本代表HCからは何かアドバイスは?
『チームももちろん必要だが、個人としてもっと成長するべき』とエディーさんに言われました。自分自身、サモア戦までの7日間で何するべきか考え、『常に勝つというマインド、マインドセットが大事』だと思いました。スキルも大事ですが、一番は気持ちだと思うので、そこをセットしていきたい。
――桜のジャージーで初めて試合に臨みます
緊張もあるが、日本を背負っているという気持ちだけ考えて、身体を張り続けたい。
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