2020年からコロナ禍で3年連続、U20年代の世界大会が中止されていた。だが今年はU20チャンピオンシップが6月24日から7月14日まで南アフリカで、U20日本代表も含めて12チームが集まり開催される。
2月からU20日本代表候補も活動が開始し、3月上旬に3回目の浦安Dパークで合宿が行われており、9日(木)ロブ・ペニーHC(ヘッドコーチ)が報道陣に対応した。ペニーHCはアイルランドのプロクラブ、トップリーグ、スーパーラグビーでの指導だけでなく、ニュージーランドU20も指導したことのある実績ある指導者だ。なお日本代表はプールAでフランス代表、ウェールズ代表、ニュージーランド代表と対戦することが決まっている(最下位になると下部リーグに降格する)。
ロブ・ペニーHC
若い選手たちにコーチングができて、光栄に思っております。外国に来て若い選手を コーチングでき、スリリングで光栄です。そういった機会をくださったJRFUと、内山GMを始めとした浦安のマネジメントに感謝しております。また(浦安D-Rocksの)素晴らしい施設を利用させていただき感謝しております。
――3回目のセレクション合宿中です。前回と少し入れ替わりがありましたが
セクションに関しては 野澤さん、栗原さんの功績があって、こうした選手が選考できてありがたい。すべてのキャンプはセレクションの一部だが、選手の入れ替えがあったのは各大学の選手のコンディション、ケガの治り具体の調整もあります。また広い視野も持って、いろんな選手を見たいということで入れ替えを行っています。1回目の合宿に来て、2回目、3回目合宿に来ていないが、最終的に(U20日本代表の)選考に入る選手もいる。(1~3回目の)合宿に参加したすべての選手が選考になります。
――目指すラグビーのイメージは
スタイルについてですが、選手たちが基本的に成長できるラグビーを落とし込みたい。U20のプログラムの目的は、選手たちがこのプログラムが終わってから、選手たちとして成長した姿で次のステージに進めるスタイルを目指している。そういった中で、一つのことをやり続けないラグビーは基本的に成長につながらない。
スキルに富んだ、自分たちの表現できるようなラグビーをやっていって、フィールド内外で成長できるプログラムにしていきたい。今の若い選手はコロナ禍の影響を受けていて、合宿等ができないなど制限を受けてきた選手なので、若い青年が経験を積むことによって 選手として成長してほしい。プレースタイルとしては日本の強みであるテンポのある、スキルの富んだ他国の隙を突くラグビーをしていきたい。