U20日本代表は27日、NZU(ニュージーランド学生代表)と対戦し52-46で勝利。後半のスクラムトライは試合の流れを大きく変えた。この試合先発した、PR弓部智希・HO長島幸汰・PR杉浦皓亮の3人に「U20ジャパンが求めるスクラム」について話を訊いた。
――後半のスクラムトライは印象的でしたが、前半から手応えはありましたか?
PR弓部智希(以下、弓部) 相手の高さに構わずに自分の姿勢をちゃんとやったら勝てる相手だというのは一発目でわかったんです、それができたときはしっかり押せたという印象があります。
PR杉浦皓亮(以下、杉浦)最初のバインドのところで、相手の重さを感じたんですけど、自分たちの持ち味である低さというのを徹底したらいい形でスクラムが組めて、押し込むことができました。
HO長島幸汰(以下、長島)相手は大きいので、僕らが低く組むことで大きなアドバンテージがあるので、試合前からも低さにフォーカスすれば相手がどれだけ大きくても優位性がもてるというのは試合間にもわかっていましたし、ファーストスクラムでもそれは手応えとしてありました。
――低さという部分も含め、世界に通用するためにこだわっていることは?
弓部 首の使い方などは試合中に相手が変えてくることがあって、そこは入られないように意識しました。あとは腕の使い方とか。
――サモア遠征からスクラムについてはどう成長できている?
弓部 いつも同じ日本人と組んでいると、自分たちと同じ体重、同じ大きさなので、やぱり外国人となると力も変わってくるし、その中で僕らの低さという持ち味を出していったらどんどん成長できていると感じています。