6日、U20日本代表は熊谷ラグビー場で練習を公開した。練習後、視察にきたエディー・ジョーンズHC、U20日本代表・大久保直弥HCをはじめ、選手たちが取材に応じた。2月に行われた代表候補合宿にも招集された、髙木城治(京都産業大1年)に話を訊いた。
――U20日本代表合宿が始まりました。
嬉しいですし、レベルの高い中で自分がどれだけできるかが楽しみです。まず勝つことが目標で、一戦一戦課題を見つけて修正していくことが重要であり、最終的にはスコットランドに勝ちたいと考えています。
――練習中、エディー・ジョーンズHCからも声をかけられていましたね。
SHとしてこういうところに空きがあるよとかポジションのアドバイスをいただきました。
――福岡合宿でジョーンズHCに言われたことは?
まずはテンポの部分、キックの部分、精度の部分を指摘されました。
――金曜日にワイルドナイツと練習試合があります。
やるからには勝ちたいと思いますし、これから後、2回合宿があるので、全部勝って終えたいと思います。
――意識している選手は、ライバルは?
仲がいいのは伊藤龍之介(明治大)だったり高校代表で一緒にプレーした選手で、また一緒にやれて嬉しいです。
――エディー・ジョーンズHCが来るとピリッとしますか?
いつも通りではありますが、昨日から(エディーさんが)来られていて若干、ざわざわしていました。しっかり見てもらっているのでいつも以上にしっかりとプレーして評価されるようにしたいと思います。U20日本代表は将来の日本ラグビーにとって重要だと朝に(エディーさんに)言われたので、未来の日本ラグビーに貢献できたらと思います。
――長所は?
テンポの部分とキックです。福岡の合宿が終わった後は、(エディーさんに)走れるし、パスもできると言ってもらえました。もっと伸ばそうと思いましたし、パスの部分は必要だと思うので磨いていきたいと考えています。
――憧れは?
いろんな部分で違う選手がいますが、パスだったらアーロン・スミス選手、身体を張る部分ならばデクラーク選手を見て学んでいます。
――今後の目標やビジョンは?
(この)大会というよりも、まずスコッドに入ることが最重要だと考えています。U20で選ばれて試合に出場し、終わっても大学でもプレーを評価してもらえるように努めることが大事です。エディーさんにはしっかりと見てもらっているので、(日本代表入りという)目標が明確になりました。
「ワールドラグビーパシフィック・チャレンジ2024」開催概要
U20日本代表が中心となって構成される、JAPAN XVとして参加が発表された。
会場:アピアパーク(サモア)
2024年4月10日(水) 12:00 キックオフ
マヌマ・サモア vs JAPAN XV
2024年4月15日(月) 9:15 キックオフ
フィジー・ウォーリアーズ vs JAPAN XV
2024年4月20日(土) 8:15 キックオフ
JAPAN XV vs トンガA代表
大久保直弥U20日本代表HC
「パシフィックチャレンジは7月のトロフィー大会に向けて自分たちのプレーモデルを構築する上でも重要な大会になります。3月のリーグワンチームとのトライアルを勝ち抜いた23名とオーバーエイジ枠として5名の選手を加えた28名で参戦します。気温30度を超えるアウェイの環境の中選手達は今まで経験したことのないフィジカルチャレンジを求められますが、桜の誇りを胸に一致団結して戦い抜く覚悟です」