東海大相模が32大会ぶりに神奈川を制して花園出場!桐蔭学園は連続出場7で止まる | ラグビージャパン365

東海大相模が32大会ぶりに神奈川を制して花園出場!桐蔭学園は連続出場7で止まる

2022/11/20

文●編集部


11月20日、ニッパツ三ツ沢競技場では第102回高校ラグビー退会神奈川県予選会決勝、桐蔭学園と東海大相模高校の一戦が行われ、東海大相模が14-13(前半7-6)で勝利し、2大会ぶり10度目の全国大会出場を決めた。県予選を制して出場したのは、第70回大会と実に32大会ぶりの出場となる。第99回、100回大会と連覇を果たし「東の横綱」としてリードしてきた桐蔭学園の連続出場は7で途絶えた。

桐蔭学園はマイボールラインアウトを確保できずリズムに乗れなかった

桐蔭学園はマイボールラインアウトを確保できずリズムに乗れなかった



前半お互いに固さが見られミスの多い展開。風上の当院はSO矢崎由高(3年)のキックや、接点でプレッシャーをかけカウンターラックから敵陣に入るも、セットプレー、ラインアウトで苦しみリズムに乗れない。それでも、桐蔭はFB萩井耀司(2年)のPG2本で6-0とリードし試合が進む。

桐蔭学園は前半2本のPGを決め6-0とした

桐蔭学園は前半2本のPGを決め6-0とした

前半25分、桐蔭学園はSO矢崎由高の50-22でチャンスをつくるも

前半25分、桐蔭学園はSO矢崎由高の50-22でチャンスをつくるも

前半26分、WTB恩田(1年)タックルが突き刺さり相模がプレッシャーをかける

前半26分、WTB恩田(1年)タックルが突き刺さり相模がプレッシャーをかける



追いかける相模は21分、WTB恩田暖(1年)が出足鋭く相手に突き刺さるタックルからプレッシャーをかけて相手のペナルティを誘い流れをつかむ。敵陣でのラインアウトから、CTB13・戸簾樹人(3年)の突破で22m内側に入ると、FB宮本寛隆(3年)につながり一気にゴール前へ。宮本からのオフロードはつながらず、桐蔭・白井瑛人(2年)がキャッチするも、相模がプレッシャーをかけ、桐蔭がキャリーバック。5mスクラムとなる。

桐蔭学園はたまらずハンドのペナルティー。相模が敵陣深くに入る

桐蔭学園はたまらずハンドのペナルティー。相模が敵陣深くに入る

FB宮本寛隆(3年)がゴールに迫る

FB宮本寛隆(3年)がゴールに迫る



相模ボールのスクラムで桐蔭がアーリープッシュ。フリーキックが相模に与えられると、SH石川裕大(3年)はNO8佐野睦海(3年)にボールをパス。SO野口柊(3年)がクリックで仕掛けるよう指示。佐野がそのままゴール横にボールを持ち込みトライ。野口のゴールも決まって7-6と相模が逆転して前半を終えた。

マイボールスクラムから桐蔭学園がペナルティー。NO8佐野睦海(3年)が仕掛けインゴールへ

マイボールスクラムから桐蔭学園がペナルティー。NO8佐野睦海(3年)が仕掛けインゴールへ

そのままトライ東海大相模が7-6と逆転して前半を終えた

そのままトライ東海大相模が7-6と逆転して前半を終えた

後半、桐蔭学園が敵陣ゴール前のラインアウトからフェイズを重ねゴールに迫るも、相模FL金井がジャッカルを決めピンチを凌いだ

後半、桐蔭学園が敵陣ゴール前のラインアウトからフェイズを重ねゴールに迫るも、相模FL金井がジャッカルを決めピンチを凌いだ



後半、最初にチャンスを迎えたのは桐蔭。相手ペナルティーからSO矢崎のロングPKで一気にゴール前でのラインアウト。フェイズを重ねるも、相模はFL金井悠隼(3年)がジャッカルしピンチを脱したかに見えたが、SO野口が直後のPKをミス。タッチに出すことができず、桐蔭が再びアタックを開始。

直後PKを相模がミス。ノータッチとなり、桐蔭学園がアタック。フェイズを重ねると後半7分、WTB松田怜太主将がトライを決め13-7とリードを広げる

直後PKを相模がミス。ノータッチとなり、桐蔭学園がアタック。フェイズを重ねると後半7分、WTB松田怜太主将がトライを決め13-7とリードを広げる



FWとBKが一体となってフェイズを重ね、最後はキャプテンを務めるWTB松田怜太(3年)がトライ。矢崎のゴールも決まって13-7と桐蔭が逆転に成功する。

相模は後半22分、自陣深い位置からボールを継続。ボールをキープして自陣を脱出。桐蔭学園が戻りきれずオフサイド

相模は後半22分、自陣深い位置からボールを継続。ボールをキープして自陣を脱出。桐蔭学園が戻りきれずオフサイド



その後は一進一退の攻防が繰り広げられた。ボールインプレーの時間も長く、足をつる選手が両チームに見られた。互いに体力的にきつい時間帯である、後半20分、相模が自陣22m付近のマイボールスクラムからボールを展開。この選択が功を奏して、桐蔭ディフェンスは戻りきれずオフサイドのペナルティー。相模がはタッチに蹴り出しトライを狙った。

このチャンスで相模はラインアウトモールでゴールに迫る

このチャンスで相模はラインアウトモールでゴールに迫る



後半23分、敵陣深くからモールを押し込む相模。ゴール前の攻防で選手のヘッドキャップが取れてしまい、相模ボールの5mスクラムでリスタート。互いに規律を守り、ゴール前の激しい攻防が繰り返されると、26分、相模LO山本圭悟(3年)が空いたスペースにボールを運び決勝トライ。野口のゴールも決まり14‐13と再逆転。

ゴール前の激しい攻防

ゴール前の激しい攻防

後半26分、LO山本圭悟がゴール中央へトライ

後半26分、LO山本圭悟がゴール中央へトライ

SO野口柊が難なくゴールを決め手14-13と東海大相模が逆転

SO野口柊が難なくゴールを決め手14-13と東海大相模が逆転


終了間際、追いかける桐蔭は敵陣10mから一気に敵陣ゴール前までボールを運ぶも痛恨のペナルティーで万事休す。最後は、野口がボールを蹴り出しノーサイド。東海大相模が、神奈川県代表として花園行きを決めた。

桐蔭学園がラストチャンスにかけるも相模がゴールを背に必死のディフェンス

桐蔭学園がラストチャンスにかけるも相模がゴールを背に必死のディフェンス



両校最後まで激しい戦いだった

両校最後まで激しい戦いだった

1年生からスーパールーキーとして花園出場していた矢崎由高。最終学年は予選敗退となった

1年生からスーパールーキーとして花園出場していた矢崎由高。最終学年は予選敗退となった

東海大相模 三木雄介監督

トロフィーをもらう東海大相模

トロフィーをもらう東海大相模



(ゲームプラン)寄せて寄せて離れないようにして、1点差、2点差の僅差で勝つというものでした。今日は終始ミスが多かったですね。SO野口柊は大分キックが当たらなかった。固かったですね。自分の中でパニックになっていたかもしれませんが、本人に聞いてみないとわからないですけど、いままでにないパターンでした。

(今日の試合で流れをもってこれたのは)LO山本圭悟のラインアウトスチールですね。かなり時間をかけて練習していました。

(花園にむけて)今日は足をつっている選手も多かったんですけれども、もう一度基本のところのベースを叩きあげないと全国大会でまず戦えない。桐蔭学園に勝って出る以上はやはり結果を求められますので、100回大会のときは1月1日に負けましたので、それを超えていけるように準備していきたい。

東海大相模 LO上村太陽キャプテン

インタビューを受ける上村太陽キャプテン

インタビューを受ける上村太陽キャプテン



(逆転のトライについて)じりじりと消耗戦になってしまうかもしれなかったですが、自分たちの持ち味である根気よく粘って粘って全員の努力が報われたトライとなりました。

(相手を2トライに抑えるプランだった?)ペナルティーで自刃に食い込まれたところもあったんですけど、ペナルティーからのリスタートはほぼラインアウトだったので、そこは特に力を発揮できて、桐蔭学園のラインアウトはほぼほぼスチールできたと思います。そこは研究に研究を重ねて自信があったのであまり気にせず、その後のことを常に警戒していました。



(ラインアウトではLO山本圭悟選手も一緒にいいプレーができていたが)相手が想定していたサインとは違うサインを使ってきても、彼とは1年生のときから、いろんな経験を積んできたので臨機応変に対応出来ていました。自分たちが1年生の時に、3年生が全国大会に行く前の大会で山本と一緒に上のチームでやれせてもらって、先輩たちが(自分たちを)うまく引き込んでくれて(ラインアウトの)スキルが身についたと思います。

(花園へ向けて)まずひとつ、桐蔭学園という大きな壁を越えたんですけど、まずそこに満足せず、自分たちの目標は全国有償で、これからも強い敵がまっていると思うので、今のままでは確実に勝てない。勝つために今日の試合で出た改善点を一つひとつ潰していって他の部分でもスキルアップして、取れるところではしっかり取り切れるようにしたい。今日1日は喜んで、明日から切り替えて次のベクトル、花園優勝に向けて頑張っていきたい。

東海大相模 LO山本圭悟

ラインアウトは東海大相模が制した

ラインアウトは東海大相模が制した



(逆転トライについて)ゴール前でミスの出来ない状況だったので、規律を守ろうとお互い声をかけていました。ちょっと自分の前が空いて、あと(ボールを)呼ぶだけでした。本当に嬉しかったです。

(トライの前、足がつっていたようですが)ああいうきつい中でも、同じピッチに立っている仲間やスタンド、ベンチで応援してくれる仲間が自分の力になって立ち上がることができました。

(ラインアウトについて)練習前の自主練の時間を使って、チームでずっと練習していたのでディフェンスも全員でずっと研究してその成果がでたのが嬉しいです。過去の映像と試合動画をたくさん見て、相手のキーマンがどこで入ってきたら何があるか予測をして仮説を立てて、メンバー外が想定したサインをやってくれて、それに対してディフェンスする練習をしてきました。

(花園ではどんなプレーをしたい?)やっぱりタフな試合が続くので、まずは怪我をしない体作りとフィットネス値を意識してチーム全体でレベルアップしていきたい。プレーは、やっぱり高さを活かしたプレー、ラインアウトからチームを盛り上げてフィールドでも高いワークレートでいろんなところに顔出したり、低く刺さったりして基礎から固めてやっていきたい。

SCOREBOARD

全国高校ラグビー神奈川県予選決勝 2022.11.20

  • TRY(2)
  • G(2)
  • PG(0)
  •  
  • PENALTY
  • PK(6)
  • FK(0)
  • TRY(1)
  • G(1)
  • PG(2)
  •  
  • PENALTY
  • PK(9)
  • FK(1)
  • 前半8分 桐蔭学園 15 萩井耀司 PG 0 - 3
  • 前半11分 桐蔭学園 15 萩井耀司 PG 0 - 6
  • 前半23分 東海大相模 8 佐野睦海 T 5 - 6
  • 前半24分 東海大相模 10 野口柊 G 7 - 6
  • 後半7分 桐蔭学園 14 松田怜大 T 7 - 11
  • 後半8分 桐蔭学園 15 萩井耀司 G 7 - 13
  • 後半26分 東海大相模 4 山本圭吾 T 12 - 13
  • 後半27分 東海大相模 10 野口柊 G 14 - 13

  • MEMBER_東海大相模


  • 1 足立大樹(3) 後半22分 OUT → IN 16 中川竜玖(3)
  • 2 古川源晃(3)
  • 3 古谷開(3) 後半13分 OUT → IN 8 佐野睦海(3)
  • 4 山本圭吾(3)
  • 5 上村太陽(3)
  • 6 高橋尚大(3)
  • 7 金井悠隼(3)
  • 8 佐野睦海(3)
  • 9 石川裕大(3)
  • 10 野口柊(3)
  • 11 佐藤水斗(3)
  • 12 野口涼(3)
  • 13 戸簾樹人(3)
  • 14 恩田暖(1)
  • 15 宮本寛隆(3)
  • 16 中川竜玖(3)
  • 17 矢澤翼(3)
  • 18 田中淳平(3)
  • 19 永田拳(2)
  • 20 齋藤善(1)
  • 21 藤久保陸(1)
  • 22 工藤寛治(2)
  • 23 長濱堅(1)
  • 24 志村悠成(2)
  • 25 中村咲陽(2)
  • MEMBER_桐蔭学園


  • 1 井吹勇吾(2)
  • 2 金城敬(3)
  • 3 前田麟太朗(2) 後半0分 OUT → IN 18 増田廉(3)
  • 4 中森真翔(2)
  • 5 中野誠章(2)
  • 6 鈴木貴斗(2)
  • 7 申驥世(1)
  • 8 城央祐(2)
  • 9 森航希(3)
  • 10 矢崎由高(3)
  • 11 白石颯(3)
  • 12 白井瑛人(2)
  • 13 天羽究平(3)
  • 14 松田怜大(3)
  • 15 萩井耀司(2)
  • 16 ペトリ―輝矢(3)
  • 17 川口翔大(2)
  • 18 増田廉(3)
  • 19 坪内力太(2)
  • 20 佐藤智哉(2)
  • 21 後藤快斗(1)
  • 22 大賀雅仁(3)
  • 23 諸田章彦(2)
  • 24 田中健想(2)
  • 25 古田晃己(2)
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