2月11日(土)から、3年ぶりに開催された関東孝行ラグビー新人大会は19日(日)に栃木県総合運動公園第2陸上競技場で3位決定戦と決勝戦が行われた。3位決定戦は國學院久我山(東京)が流通経済大柏(千葉)に17-5で勝利。決勝は桐蔭学園(神奈川)が國學院栃木(栃木)に47-0で快勝、12回めの優勝を飾るとともに5連覇を達成した。
準決勝に進んだ4校、前日に行われた順位決定戦で勝利した茗渓学園(茨城)、東海大相模(神奈川)が3月下旬に行われる選抜大会の出場を決めた。
![3位決定戦は國學院久我山が流経大柏に勝利。](/img/2023/0219/21bb85bda306c25ee2b3998f681447e8_original.jpg)
3位決定戦は國學院久我山が流経大柏に勝利。
決勝は7トライを奪い桐蔭学園が國學院栃木を圧倒
昨年、花園予選決勝で東海大相模に敗れて悔し涙をのんだ桐蔭学園。12月3日スタートした新チームは徹底の「徹」をスローガンに掲げて、パス、キャッチ、攻守の接点といった基本練習を徹底してやってきたという。
![スクラム、ラインアウトのセットプレーは終始、桐蔭学園FWが優勢だった](/img/2023/0219/c321aabe23482862137f7d5f1debe860_original.jpg)
スクラム、ラインアウトのセットプレーは終始、桐蔭学園FWが優勢だった
この試合のテーマもゲームプランの「徹」底を掲げ、スクラム、接点で優位に立った桐蔭学園は前半8分、キックチャージからチャンスをつかみ、CTB諸田章彦(2年)が押さえてトライ。18分にはFWが力強さを見せて、最後はHO田中健心(2年)が、さらに25分にもFWがラックを連取しPR前田麟太朗(2年)が中央に押さえてトライ、FB吉田晃己(2年)がゴールを決めて19-0でリードして前半を折り返す。
![桐蔭学園の先制トライはCTB諸田](/img/2023/0219/46bd413175762946c6533e59a5ae698d_original.jpg)
桐蔭学園の先制トライはCTB諸田
![2本目はHO田中が接点で前に出て中央にトライ](/img/2023/0219/94a5c584afd1f93dfa32d1a25cae55dc_original.jpg)
2本目はHO田中が接点で前に出て中央にトライ
![3本目はPR前田](/img/2023/0219/fc0f8f9472849b2c68417588e7686d21_original.jpg)
3本目はPR前田が前にでて
![PR前田が押さえて前半は19-0で折り返した](/img/2023/0219/90529890bd16e5073cb6d1be9cb19993_original.jpg)
前田が押さえて前半は19-0で折り返した
後半も桐蔭学園の優位は変わらず、CTB諸田がトライを挙げて26-0とリードする。しかしWTB古賀龍人(年)がレイトチャージの反則でシンビン(7分間の一時退室)となる。ただ数的不利となった桐蔭学園はディフェンスでも粘り、相手に得点を与えない。
![後半最初もCTB諸田がトライを挙げてリードを広げる](/img/2023/0219/a29567b3b271037dd938eae2c7b2d1c8_original.jpg)
後半最初もCTB諸田がトライを挙げてリードを広げる
すると20分、キャプテンNO8城央祐(2年)がスクラムから突破しオフロードパスをつなぎ、SO萩井耀司(2年)がトライ。26分にWTB古賀が相手のパスをインターセプトし、そのままトライ。さらに29分にはCTB白井瑛人が裏へキックし、そのボールを自身で押さえてファイブポインターとなった。
![城からのオフロードパスを受ける10番の萩井](/img/2023/0219/c073d966cd49f288589fcda12cf451af_original.jpg)
城からのオフロードパスを受ける10番の萩井
![後半、シンビンとなったWTB古賀 27分にインターセプトからトライ](/img/2023/0219/6b4a99f48f5d0e75d421b7f7d91befb0_original.jpg)
後半、シンビンとなったWTB古賀 27分にインターセプトからトライ
![プレースキッカーは15番の吉田](/img/2023/0219/4089706864c913e2829a585b763997ee_original.jpg)
プレースキッカーは15番の吉田
終わってみれば7トライを挙げて、相手に失点を許さなかった桐蔭学園が47-0で快勝し、コロナ禍で過去2年間、今大会が開催されなかったが、2017年から2020年に続いて、大会5連覇を達成した。
![最後はCTB白井がショートパントを自ら押さえてトライ](/img/2023/0219/0aa1d04f6507cfb3fd88e32380d60b2d_original.jpg)
最後はCTB白井がショートパントを自ら押さえてトライ
國學院栃木はキャプテンSH小倉光希矢(2年)、1年の神尾樹凛(1年)のハーフ団を中心にボールを動かしたが、ゴールラインを越えることはできなかった。
![国栃のキャプテンは去年から9番を背負うSH小倉](/img/2023/0219/b8f92720e10068ede1c2ca72dfac3a5e_original.jpg)
国栃のキャプテンは去年から9番を背負うSH小倉
![国栃10番は1年の神尾](/img/2023/0219/0c02efaf442d899d8fa7b9e0b5762f49_original.jpg)
国栃10番は1年の神尾
![](/img/2023/0219/96d43163e7670a60d5f03e2ebb126e3f_original.jpg)
![](/img/2023/0219/bb59fc9d46ca0a8d5d4cf639d8c16092_original.jpg)
試合後、桐蔭学園・藤原秀之監督とNO8城央祐キャプテンに話を聞いた。