9日、NTTジャパンラグビーリーグワンの全チームキャプテンが集合し、開幕に向け記者会見を行った。昨シーズン、ディビジョン1で優勝した東芝ブレイブルーパス東京でキャプテンを務めるリーチ・マイケルは、プレシーズンマッチでのチームの成長の一つとして「若手が試合に出る機会も多く、戦力になる選手も5,6人くらい増えた」と話した。「連覇という言葉はあまり使わず、一試合一試合いい準備をしたい」と先を見すぎず、目の前の試合にフォーカスしていきたいという気持ちを語った。
東芝ブレイブルーパス東京 リーチ・マイケルキャプテン
プレシーズン中ずっとチームにいるのも久しぶりですね。何年ぶりだろうというくらいですね。若手の成長する姿をみれたので良かったですね。あとは自分にフォーカス出来る時間もたくさんあって、あとはラグビー以外で家族と過ごす時間が多くて良かったなと思います。
――一番成長しそうな若手は
(LO・髙木)勝一くん、ですね。彼が今年ブレイクすると思います。彼が一番継続的に自分の体を鍛えたり、3,4年くらいやっていて。やっと試合に出れると思います。
――連覇ということについて
来週くらいからチームには言おうかなと思っています。(連覇を)追いかける方が力出ると思います。昨年もそういう気持ちだったし。
――昨年のチームからどこが成長できた
若手ですね。若手が試合に出る機会も多くて、戦力になる選手も、5,6人くらい増えてその辺が一番かなと思います。あとはゲームの中で少しカウンターアタックも入れているので去年とはちょっと違うラグビーをやると思います。基本体に東芝の伝統的なフィジカルというところはブレずにやっています。
――キャプテンとして2年目
特に(変化は)ないですけど、よりコーチ陣と喋る機会が増えたんじゃないかと思います。練習の方法だったり、スケジュールだったり、そういう話ですね。
――今のコンディションは
サントリー戦に40分でて、キャプテン戦は60分ぐらい出て、試合の感覚が戻ってきて、開幕戦にはフルパワーで出来ると思います。
――リーグワンのレベル
毎年上がっています。今年も間違いなくトップ4争いはものすごいタイトになると思います。どのチームも補強しているので、コーチも選手も含めて、とてもハードなリーグになると思います。
チャンピオンチームになるとやっぱり違った気持ちで全チームやってくるので、それに対してまたこちらも違った気持ちで返さないといけないからすごく楽しみですね。
――ワーナー・ディアンズ選手はシーズン序盤出場できない(レッドカードのため)ですがどの部分が成長した?
体当てられるようになってきたなと思います。自分のフィジカリティーを理解できて、それをどうやってパワーとして出せるかというところは多分自信ついてきたと思います。彼がビッグワンになると更に化けると思います。
――シーズンも長く、再び優勝するには何が一番大事か?
一試合、一試合ですね。やっぱり。あんまり先を見ずに。シーズン通して規律を高く。プレーオフになると規律高いチームが有利に立つし、セットプレーの安定もそうです。
最初の連戦がすごくタイトな試合になると思うから、一試合一試合、いい準備して勝ちにこだわる。パフォーマンスよりも。結果が全て。いいパフォーマンスで負けるよりもちゃんと勝つ。
――ファンにはどんなところを見てほしいか
東芝といったら、ディフェンスだと思います。体のぶつけ合いのところをしっかり見てほしいなと思います。あとは、勝つところを見てほしいですね。