3月2日、横浜キヤノンイーグルスは東京サントリーサンゴリアスとの大一番に勝利し、5位浮上。プレーオフ進出圏内をキープして前半戦を終えた。後半終了間際、フィニッシャーとしての役割を果たしたWTB石田吉平はハーフタイムに田村優から「チームのために体張れ。タックルできないなら代われ」と活をいれられたことを明かした。後半にそのメッセージを胸にもう一度切り替えができたと試合後話した。
WTB石田吉平

石田吉平
――試合を振り返って
今週のチームのテーマが「LOVE FOR THE EAGLES」だった。イーグルスを愛して、イーグルスのためにどれだけできるのかというマインドセットを言われていた。みんながチーム愛に対するプレーができたと感じた。そのテーマは沢木さんから今週、最初のミーティングで言われました。先週は全員が個人個人になっていて、今週はライザーズのためにチーム一体感を持って戦えた。

後半36分石田吉平のトライ
――後半のトライを振り返ると
キックが良いところに飛んでいましたし、前半、優さんに活を入れてもらったので良いプレーができた。『チームのために体張れ、タックルできないなら代われ』と言われた。良い活を入れてもらって最後も良いタックルができたし、体張る部分で良いアドバイスをもらって良かった。気持ちの部分で見せろと言われたので、良い活をいれてもらったと思っています。
――トライの前はTMOもありました
トライじゃなかったらペナルティーと聞いていたので、自分たちで立て直して、相手陣で戦うと明確にできていた。そこは自分たちで同じ画を見られていたので良かった。ラストパスもジェシー(・クリエル)だったし、ジェシーにいつもありがとうと言っているので、ジェシーのおかげかなと思います。

ハイボールキャッチも冴えていた
――ハイボールキャッチでも良いプレーがあった
毎日練習しています。タイミングとジャンプ力だと思うので、同じ身長だったら自信あるので、タイミングを反復練習している。
――リーグワンの強度には慣れた
高いところで、自分のパフォーマンスを一定して出すことができるようになってきたかなと思います。(チーム内で)常に競争ができていて競い合って成長できているので、ありがたい環境だし、また試合に出られるように頑張りたい。トライを取ることはもちろん、オフザボールの働き、ディフェンスでどれだけ体をはれるかを求められている。
――沢木HCから要求されていることは
サイズ関係なくもっとアグレッシブにプレーしろ、スケールの大きなプレーしろと言われていて、今週は基本を徹底しろと言われたので、それをやろうとしていた。

常翔学園の先輩、松井千士
――WTB松井千士と両翼でした
千士さんがいるのでイーグルスに来たこともある。今日は、両WTBで、スタートで出られたのは嬉しいですし、シーズン通してやっていきたい。そのためには僕がパフォーマンスを出さないといけないので一からやっていきたい。(松井選手とは)セブンズ(日本代表)でもいっしょだったし、高校(常翔学園)もいっしょなので。(セブンズ日本代表)の結果も追っています。良い刺激をうけながら頑張っていきたい。