連敗中の埼玉パナソニックワイルドナイツは5日、ジャパンラグビーリーグワン第14節・トヨタヴェルブリッツをホスト熊谷へ迎え撃ち、55-17と快勝。ボーナスポイントも獲得し、プレーオフ進出を決めた。この試合で10番を付けて先発したのは齊藤誉哉。ホスト熊谷で堂々としたプレーを見せた。今シーズンは、山沢京平が10番を付けることが多いが、「僕にはまた違ったいいところっていうのがあると思うんで、僕はしっかりいつでも出れるように準備をしていきたい」と話した。
埼玉パナソニックワイルドナイツ SO齊藤誉哉

入場する齊藤誉哉
最初、相手にペースを握られてしまった。ディフェンスでもミスが何個かあって、ちょっと修正しなきゃいけないなと思っています。
――今日はちょっと自信になったの?
そうですね。トヨタ相手にいいゲームができたのも自信になりました。
――やっぱり熊谷で10番つけたというのは
そうですね。一万人を超えるファンの前で、ラグビーができたのもいい経験になりました。10番をつけられたことは嬉しかったですけど、だいぶ課題が残っていてもっと頑張らなきゃなと思いました。
――今後また10で定着するには何が大事?
そうですね。今日の試合はどうしてもキックの精度とディフェンス面に課題が残ったのは実感していますし、そういう面でプレッシャーのかかるゲームでいつも通りにプレーできるように精度を高めていかなきゃいけないなと。
――ロビーHCに一番言われていることはあるんですか
まず自信を持って。スピードがあるから、自分でも仕掛けていけるって言われてるんで、そのぐらいですかね。

――選手間の競争はどう感じていますか。
そうですね。去年のシーズンに比べたら若手もファーストキャップ取る人間も増えてきて、チーム内での練習の強度というのも多分去年より高いと思ってますし、そういう面ではチームがいい方向に向いてるのかなと思っています。
――あえてそうしている感じは受けているのか?そうではない?
どっちもじゃないですか。怪我人が増えたりというのもありますし、そうですね若手も向上心があって、毎練習頑張っていますし運もあってというのもあると思います。
――選手の意識がより高くなったみたいなところなんですか。
そうですね。だいぶ激しくなりましたね。コンタクトの時とかも。
――それは何か、去年、一昨年勝ててないというところもある。今年こそみたいな。
ちょっとあるんですかね。すごい若手がアグレッシブに練習に取り組んでるっていうのがあって、だいぶヒートアップする場面っていうのがありますし。

――それは、若手でみんなでちょっとうちら頑張らなきゃなみたいな話をしたりはする。
うーん、でもノンメンバーみんながそういう意識でっていうのはあります。
――アタック前半、特によかったってことでしたけど、特にどういうことを意識しながらアタックではやろうとしているんですか。
そうですね、どうしても横にボールが動くと自分たちも疲れますしっていうのもあって、いろんなキックを使いながら、空いているスペースにはしっかり運べてたし外側でヴィンス(・アソ)とかしっかりゲインが切れて、FW戦でも優位に進めてたので、それは意識してました
――ラックの近場のアタックも結構良かったけど、あの辺も最初から狙って。
そうですね。横よりも縦の意識っていうのは、そういうピックゴーだったり、アタックっていうのは、みんな意識していると思う。
―― 山沢京平選手が10番としてたくさん出ていますが
そうですね。そこは京平さんのいいところもありますし、僕にはまた違ったいいところっていうのがあると思うんで、向こうははあんまり意識してないと思うんですけど、僕はしっかりいつでも出れるように準備をしていきたいなと
―― いやそこはちょっとじゃあ、次出れたら。
そうですね。今日の反省をいかして頑張りたいです。
―― 試合に出るのに絡むようになって、何か緊張的なものって変わってますか。
まあでも緊張しやすいのかな。1週間緊張していて、その分、週末の試合に向けて集中しているというのもあります。