対抗戦3位で第60回全国大学ラグビー選手権3回戦から登場した早稲田大学は、17日、法政大学と対戦し序盤から連続トライで法政を圧倒し54-12で快勝し準々決勝進出を決めた。
早明戦で完敗した早稲田。大田尾竜彦監督は「この2週間の間、ブレイクダウン、コンタクトを一度見直して、そこの成果が出て安定感ある試合運びができたかなと思います。まだまだ自分たちで詰めるところがあると思うので、それを伸ばして次の京都産業大戦にいい準備して臨みたい。」
実際に早明戦が終わってチームに対して「自分たちのラグビーをどうこうするのではなく、ラグビーという競技で絶対譲ってはいけないところがあるという話をした。戦術、戦略ではなくもっと本質的なところ、ファーストフェイズの身体のぶつかり合いを見つめ直してきた」と話した。
もう一度引き締められたチームは法政に好きなラグビーをさせることなく80分を戦い抜いた。
「(早明戦)のあと、選手たちにこういうのが足らないとプレゼンテーションした。選手たちもそれが大事だと理解して、かなり2週間ハードな練習についてきてくれた。そのあたりが改善されたゲームだった」(大田尾竜彦監督)
次なる相手は関西王者の京都産業大学。大一番を前に大田尾監督は「まずはリカバリーして、頭の中をどれだけクリアにできるか。自分たちのスタイルを詰め込んでゲームに望んでいるが、この短い中、頭をクリアにしてグラウンドに経って、100%集中できるかがポイント。法政に向けた準備もその先の京産大につながることをやってきたつもりなので、選手たちを迷わせないようにクリアな状態でピッチに送り出したい」と話した。
チームを率いる伊藤大祐主将も「(前半のミスは)早明戦のミスとは違う。みんなw勝っていて、やることが統一された中でのミスだったので、あと少しを詰め切るだけ。ラスト、京産大戦で繋げてトライが取れるように厳しくやっていきたい。このあと、しっかりリカバリーして、チームとしても僕自身としても何かを足すというよりも磨くという部分になる。今季、次勝たないと次がないので、全てを懸ける。エナジーを全力で表現したい」と力強く意気込みを話した。