ながとブルーエンジェルス、完全制覇まであと3勝!太陽生命ウィメンズセブンズ・花園大会が開幕 | ラグビージャパン365

ながとブルーエンジェルス、完全制覇まであと3勝!太陽生命ウィメンズセブンズ・花園大会が開幕

2023/07/01

文●編集部


7月1日、女子セブンズの国内サーキットシリーズ「太陽生命ウィメンズセブンズ2023・第4戦花園大会」が大阪府・花園ラグビー城で開幕した。今シーズンの最終戦、今大会の結果でシーズン順位も確定。ここまで全勝で3大会制覇している、ながとブルーエンジェルスの完全制覇なるか、はたまた、3大会連続準優勝を喫している日本体育大学ラグビー部女子が有終の美を飾ることができるか。あるいは、昨年王者、東京山九フェニックスが今シーズン初優勝なるか。

第1日目のプール戦試合結果をうけ、準々決勝に進出した8チームは以下のとおり




東京山九フェニックス(各プール1位の1位)

大竹風美子

大竹風美子



今シーズンはなかなか結果が出なかったフェニックスが今大会は盤石の試合で進出。初戦こそ四国大に24-14と接戦となるも、その後、アルカス熊谷に41-0、RKUグレースに66-0と完勝。準々決勝の相手は、アルカス熊谷。ながととは決勝まで対戦しないブロック。まずは初戦を勝利し流れを引き寄せ、今シーズン初の優勝を目指す。

ながとブルーエンジェルス(各プール1位の2位)

大谷芽生

大谷芽生


負けない!ながとは今大会に入っても連勝記録を伸ばしている。ナディーン・ルースのスピード、さらにククタイの突破、辻崎由希乃、大谷芽生、平野優芽らサクラセブンズメンバーもボールを推進し、弱点が見いだせない。準々決勝初戦は、須田倫代を擁する、追手門学院VENUS。勝利すれば、日体大vsPTSの勝者と準決勝で対戦。このまま完全制覇なるか。


日本体育大学ラグビー部女子(各プール1位の3位)

サクラフィフティーンにも初招集された大内田夏月

サクラフィフティーンにも初招集された大内田夏月



今シーズン3大会連続準優勝の日体大は、細かなパススキルと一人ひとりが仕掛けるオプションとなり得る戦いで、8強入りを果たす。向來桜子、大内田夏月がサクラフィフティーンに招集されるも、今大会出場を続行。「今度こそナンバーワン!」を目指す。初戦の相手は、プール戦でPEARLSに勝利し、調子をあげているPTS。準決勝は、ながとvs追手門学院VENUSの勝者とあたる。3大会敗れているながととは準決勝で相まみえる。先を見すぎず、まずはPTS・梶木真凜を止め、PTSの得点パターンを封じ込めて、しっかり初戦を勝利したい。


YOKOHAMA TKM(各プール1位の4位)

カリン・タキティムクック.

カリン・タキティムクック.



プール戦3戦で失点が12と、ディフェンスが良かったTKM。今季からチームに加入したアカニシ・ソコイワサ、カリン・タキティムクックもトライを量産した。今大会は松永美穂、堀川侑愛らフィジカル面でもファイトできるメンバーが中盤での攻防を制して得点につなげることができている。準々決勝の相手はナナイロプリズム福岡。プール戦では15-0と完勝しているが、準々決勝でもしっかり戦い、今シーズン初の準決勝進出を目指す。

ナナイロプリズム福岡(各プール2位の1位)

山領一花

山領一花

自衛隊体育学校PTS(各プール2位の2位)

葛西杏奈

葛西杏奈



プール戦初戦でPEARLSに競り勝ち、2位で通過。サクラセブンズ梶木真凜がスペースにボールを運び、フィニッシャー・葛西杏奈、秋田若菜らにボールを供給し得点するパターンが今大会は見事にハマっている。準々決勝の相手は日体大。日体大の強烈なディフェンスを打ち破るには、梶木にどこまでスペースがある状態でボールをもたせることができるかがキーになってくる。今シーズン初の4強入りなるか。

追手門学院VENUS(各プール2位の3位)

村田彩乃

村田彩乃


今シーズン初の8強入りを果たした追手門学院VENUS。地元・関西で今シーズン最高位を目指す。前回大会でもプール戦でながと、PEARLSと僅差の戦いを見せ、チームの調子は上がってきている。初戦の相手は、ここまで全勝のながと。吉本芽以、村田彩乃ら強いランナーで突破、さらにサクラセブンズ・須田倫代のグーステップでながとディフェンスを突破し金星なるか。

アルカス熊谷(各プール2位の4位)

小出深冬

小出深冬


阿部恵、今釘小町らサクラフィフティーン組は今大会不在も、チームとしてのパランスは今大会の方がよくなっている。今大会通じて、試合の入りでペースを掴めるかがキーとなってくる。準々決勝の相手はプール戦では0-41と大敗しているフェニックス。前半、僅差で食らいつくために粘り強いディフェンスが求められる。少ないチャンスをしっかりものにして、アップセットをかけていきたい。

コア残留争いは日経大アマテラスとRKUグレース

大会を重ねるごとにチームとしてもまとまりが出てきたアマテラス。

大会を重ねるごとにチームとしてもまとまりが出てきたアマテラス。



シリーズポイント18で現在年間順位12位の日本経済大学アマテラスと13位RKUグレースが9位決定戦ブロックに入ったことで、来シーズンのコアチーム残留争いはこの2チームに絞られた。アマテラスが2日目初戦のチャレンジチーム戦に勝利すると、11位以上が確定することでシリーズポイント25でコアチーム残留が確定する。一方、RKUグレースは9位になることが必須条件、さらに得失点差でアマテラスを上回れれば残留が確定する。

今大会は、大塚朱紗、川村雅未らサクラフィフティーン組は不在。古参のRKUグレースは入替戦回避なるか。

今大会は、大塚朱紗、川村雅未らサクラフィフティーン組は不在。古参のRKUグレースは入替戦回避なるか。



今シーズン昇格したアマテラスは今シーズン大会を重ねるごとにチームとしてのつながり、最後まで諦めないディフェンスなどコアチーム残留にふさわしい戦いを見せてきた。RKUグレースも前回大会では8強入りし、コアチーム残留にふさわしいパフォーマンスを出している。熾烈な残留争いも最終戦ならではの注目ポイントとなる。


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