女子セブンズ国内最高峰のサーキットシリーズ「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2023」は最終戦・花園大会を迎えた。ここまで3大会を制した、ながとブルーエンジェルスは準々決勝で、追手門学院VENUSを36-7で退けると、準決勝で、3大会連続で決勝戦を戦った日本体育大学ラグビー部女子と対戦した。
日体大との準決勝―激しい試合もディフェンスでトライを許さなかった
ここまで3大会優勝のながとブルーエンジェルスは、準決勝で、3大会連続で決勝戦を戦った日本体育大学ラグビー部女子と対戦。序盤、日体大の勢いを受け、自陣ゴール前でディフェンス。ゴール前わずか数mに押し込まれるも粘り強いディフェンスでしのぎきるとグレース・ククタイの2連続トライで12-0とリードして前半を折り返す。
後半開始1分、ビアンカ・シルバのトライで19-0とリードを広げると、後半6分、磯貝美加紗が1on1の局面で仕掛ける。内にステップを切って、ディフェンスを振り切りそのまま勝負を決めるトライ。24-0と完封勝利を収め決勝進出を果たした。
決勝―ナナイロプリズム福岡との対戦は、強烈なディフェンスで相手の強みを出させずに勝利
迎えた決勝、相手は、サクラセブンズ・中村知春率いる、ナナイロプリズム福岡。初めての決勝進出で勢いがある。ながとは、前半2分、ナディーン・ルースの仕掛けから、相手をここまでチームを率いる、バティヴァカロロライチェル海遥共同キャプテンがトライを決め先制。さらに5分にもグレース・ククタイのトライで12-0とリードして前半を折り返した。
後半、ナナイロのトライゲッター、ジラワン・チュトラクンにトライを許し7-12と追い上げられるもその後は厳しいディフェンスで、ナナイロのルーキー、大橋聖香、サクラセブンズ、永田花菜らの突破を許さなかった。
すると3分、三重大会で大会MVPに選ばれた、辻崎由希乃が貴重な追加点をあげると、最後はナディーン・ルースが仕上げのトライを決めノーサイド。26-7で、全勝で花園大会を制し、4連覇。ダントツの総合ポイント80点、シーズン全勝でグランドスラムを達成し、2021年以来2シーズンぶりに総合優勝を果たした。