24日、ラグビー女子日本代表は「太陽生命ジャパンラグビーチャレンジシリーズ」第2戦スペイン代表戦の試合登録メンバーを発表した。第1戦とはメンバーを大きく入れ替え、ノンメンバーだった、PR峰愛美（日体大）、FL川村雅未（アルテミ・スターズ）、WTB香川メレ優愛ハヴィリ（ナナイロ）、CTB古田真菜（東京山九フェニックス）らがメンバーに入った。ハーフ団はSH津久井萌（アルテミ・スターズ）とSO山本実（横浜TKM）が先発する。

「太陽生命ジャパンラグビーチャレンジシリーズ」第2戦・スペイン代表戦試合登録メンバー

1 峰 愛美（10）
2 公家 明日香（20）
3 北野 和子（20）
4 佐藤 優奈（22）
5 吉村 乙華（27）
6 川村 雅未（20）
7 長田 いろは ◎（38）
8 齊藤 聖奈（48）
9 津久井 萌（40）
10 山本 実（36）
11 香川 メレ優愛ハヴィリ（4）
12 弘津 悠（15）
13 古田 真菜（34）
14 松村 美咲（11）
15 松田 凜日（13）

16 小鍛治 歩（10）
17 小牧 日菜多（20）
18 永田 虹歩（28）
19 櫻井 綾乃（21）
20 ンドカ ジェニファ（13）
21 阿部 恵（30）
22 大塚 朱紗（34）
23 畑田 桜子（7）

レスリー・マッケンジーHCはセレクションについては、全員がトレーニングできていることを確実にいえるとした上で次のように話した。

「チーム内でのチャレンジの質が、選考を難しくしています。4月から5月、そして今後の海外遠征～ワールドカップまでの期間で、プレーヤーたちにはうまく（出場機会を）配分していきたいと思っています。今週末のセレクションに関しては、最高のパフォーマンスをしてくれるプレーヤーを選んでいます。合宿に招集している36名全員がプレーできるわけではないですし、何名かはプレーできない、そういったことはあると思います。ただ、様々な形で全員でチャレンジをしている、そういった形であると思います」

またハーフ団の組み合わせについて以下のように話した。

「今いるSHの2人は共に素晴らしい選手です。阿部も津久井もプレーできるチャンスを活かしながら、フィジカル面、コネクション、連携の面でチームにいい影響を与えてくれています。SHの使い方ですが、それぞれの許容能力や実力といったところを考え。あとはチームに対してどういったエネルギーをもたらしてくれるかを考慮しています」

先発出場する長田いろはキャプテンは試合にむけて意気込みを次のように話した。


「国内でできる皆さんに見てもらえる試合はこれが最後なので、サクラフィフティーンの準備してきたことを皆さんの前で出していきたい。ワールドカップ前に国内でできる最後のテストマッチで、前回のワールドカップから３年間、自分たちの経験してきたことだったり、積み上げてきたものを見せることができ、本当にラッキーだと思っています」

オンライン取材にはSH阿部恵（アルカス熊谷）とFL吉村乙華（アルカス熊谷）が対応した。

SH阿部恵

「（第1戦は）試合には勝てたんですけど、FWがスコアしてくれた部分が多くて、BKでのスコアというのは次戦では目指したい。FWであててディフェンスを集めたところでBKは外のスペースにボールを運べば絶対スコアできるというのがあるので、そこを選手間で共有しながらというのは（第1戦後に）話をしました」

FL吉村乙華

「前回の試合は、FWでしっかりトライを取るところができたと思うので。今回の試合もそこにフォーカスしていくことと、まだ課題がたくさん残っていたので、そこを修正してジャパンらしくやっていきたいと思います」

前回はモールからのトライが生まれ、ジャパンのモールが強化されていること印象つけたその要因について吉村は「FWコーチとしてマーク・ベイクウェルさんが来てくださったことで、FWパックとして一つ一つ基礎の部分を大事に取り組んでいます。相手がどうこうというより、自分たちがいかにいつも通り、基礎をしっかりできるかというところにフォーカスしてやってきているので、そこが毎回セットプレーで出せている」と話した。