女子7人制ラグビー、国内最高峰のサーキットシリーズ、太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2023・第2戦秩父宮大会が東京・秩父宮ラグビー場で行われ、ながとブルーエンジェルスの2大会連続の優勝で幕を閉じた。
熊谷大会に比べ、全チームがチームとしての一体感、前回大会の課題をしっかり修正し、どの試合も激戦が続いた。ここでは、順位決定戦の全試合を写真で振り返る。
3位決定戦 ナナイロ 21 -17 フェニックス
何と言っても2人のフィニッシャー対決がバチバチ繰り広げられた。フェニックス、ニア・トリバーvsナナイロ、ジラワン・チュトラクン。序盤はニアがディフェンスでもアタックでも差を見せつけた。しかし、後半5分、自陣10m付近でボールをもったジラワン。眼の前にはニア。裏のスペースにボールを蹴り込み、跳ね返ったボールを自らキャッチしそのままインゴールへ。後ろから追ってくるニアを振り切り逆転トライ。
昨年総合優勝のフェニックスの連覇に黄色信号が点灯している。総合ポイントは28で3位タイ。1位のながととは12点の差が開いてしまった。トップ4の戦いはいずれも僅差の勝負となる。その試合に勝ちきれるか、きれないかが今の実績に繋がっている。もう一度チームとして自信を取り戻すことができるだろうか。鈴鹿大会では接戦を勝ち切るフェニックスに注目したい。