1月21日、第10回全国女子ラグビーフットボール選手権準決勝2試合が三重交通Gスポーツの杜鈴鹿サッカー・ラグビー場で行われた。
大会には関東・関西それぞれの1、2位チームが出場。関東大会(OTOWAカップ)は昨季の全国選手権チャンピオンとなった東京山九フェニックスが最終節で日体大を勝点2差で逆転し優勝、同2位には日体大女子が入った。関西1位は昨季に続き三重パールズで、同2位は日本経済大アマテラス。昨季は九州産大・ながとブルーエンジェルスとの合同チームで出場したが今季は初めて単独チームとして関西大会に参加。パールズには0-55で敗れたが3勝1敗で2位に入り全国切符を掴んだ。「九州・ながと合同」が日経大の単独チームに変わった以外は昨季と同じ顔ぶれによる大会となった。
前年優勝の東京山九フェニックスが日経大アマテラスの挑戦を退け決勝進出
準決勝第1試合は東京山九フェニックスvs日本経済大アマテラス。フェニックスの四宮洋平監督とアマテラスの淵上宗志監督は関東学院大が大学選手権初優勝を飾ったときのメンバー。
試合はキックオフを蹴った日経大が捕球したフェニックスからディフェンスでターンオーバー。リズミカルな展開とSO下村理紗のキックで攻め込み、5分に相手陣でPKを得るとショットを選択。下村が鮮やかに決めて3点を先制した。