日本代表に45−10で快勝したスコットランド。ワールドカップ初戦となる日本代表は同プールで最強の南アフリカを下しての第2戦。3日間のインターバルしかないとはいえ、チームの勢いは脅威だったはずだ。80分間体をぶつけて彼らはジャパンに対しどう感じたのか。
まずは、スコットランドチームを率いる、バーン・コッタ―監督はジャパンの印象について、
「パス回しが巧みで、(アタックの)角度を変えるのが得意で非常にやりにくいチームだった。ここ2カ月半の日本代表を見てきて、南ア戦での粘りや、闘志、献身的なプレーは予想することができたので特別驚きはなかった。」
と話しさらに、
「パワフルで脚力もあり、球を非常に早く動かしていた。攻撃面ではいいテクニックがあった。長い間、W杯を目標にチームを作り上げてきたことが示されている。こちらがカウンターするには難しいプレースタイルを持っている。われわれにとっては素晴らしいテストになった」
とジャパンに対して敬意を評した。
また、SHグレイグ・レイドローキャプテンは
「結果に満足している。私たちのラグビーは試合を通して素晴らしかった。日本も讃えなければならない。南アフリカ戦で素晴らしいプレーを見せたが、きょうも手ごわい相手だった。」
と話した。
後半、いい時間帯で見事なランでトライを決めたHOジョシュ・ストラウスは
「厳しい試合なるのは分かっていた。点差が内容を反映しているとは思えない。私が出場した時間帯、日本は非常に良かった。大きな重圧をかけていたが、私たちはそれに耐えてチャンスを活かすことが出来た」
と簡単ではなかった試合であったことを明かした。