オールブラックス戦前日練習―姫野和樹・ディラン・ライリー | ラグビージャパン365

オールブラックス戦前日練習―姫野和樹・ディラン・ライリー

2024/10/25

文●編集部


25日、ラグビー日本代表は「リポビタンDチャレンジカップ2024」オールブラックス戦にむけ試合会場の日産スタジアムで前日練習を行った。練習後、ワールドカップ以来1年ぶりに代表ジャージを着て先発出場する、FL姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)と、サマーシリーズ、PNCと大活躍したCTBディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)が取材に応じた。

FL姫野和樹8トヨタヴェルブリッツ)

姫野和樹

姫野和樹


――オールブラックス戦への意気込み


日本代表に帰ってきて喜びを感じていますし、このジャージを着ることというのがすごい目標だったんで、何か新しい気持ちです。自分のファーストキャップもこの日産スタジアムだったので、ワラビーズ戦でしたが。そういう縁を感じるような場所で、相手もオールブラックスということでエキサイティングな気持ちです。


――相手から警戒されている中で明日の試合はどんなプレーをしたいか


そこに関してはあまり気にしていないです。ただ自分の持てる力、自分の強みというのをどんどん試合の中で出していく、エフォートしていくことが大切なのかなと思います。しっかり運動量を出すということも必要だと思いますし、仕事量も求められているポジションでもあります。相手のボールに絡んでジャッカルするということも必要だと思っていますし、そこは自分の強みでもあるということで、100%試合に出していきたいですね。

姫野が初キャップを果たしたのが今から7年前の2017年オーストラリア代表こと、ワラビーズとの一戦だった

姫野が初キャップを果たしたのが今から7年前の2017年オーストラリア代表こと、ワラビーズとの一戦だった

――相手のブレイクダウンに対してどれだけ太刀打ちできるか


ニュージーランドは状況判断というところがすごく強いチームで、一人ひとりの状況判断も長けている。その中でも一人孤立していたり、そういったシーンを多く見られるイメージなので、そういったところを徹底的にチャンスにしてジャッカルで奪い取れればいいかなと思っています。

ブレイクダウンのところでオールブラックスはかなり嫌なことを自分たちに対してしてくると思うので、それに対してチームは受けてはいけないし、強いキャリアに対してまずはしっかり対応して、彼のモメンタムを止める。ブレイクダウンのボール争奪戦でどちらが優位にたつか、それが重要になるかなと思います。


――7番になるというのはいつ伝えられたか


7番についてはエディーからも言われていましたので、チームからは多くの仕事をしなければならないということと、ボール争奪戦のところで自分の力が求められていると思っています。その期待に対して応えていきたい。


――気合の入った表情に見えます


やっぱり1年ぶり、ワールドカップ以来の代表ジャージを着てプレーするということで気合も入ります。

エディー・ジョーンズHC

エディー・ジョーンズHC



――ハカに対して


今のところチームへの落とし込みはないですね。これから話があるかもしれないですが、個人的には、前のめりになってしまったりというのをちょっと抑えて落ち着いて対策できればいいかなと思っています。


――前回は7点差で敗れた


しっかりと自分たちのプラン、チームを信じてジャパンらしいラグビーをすることがすごく重要だと思いますし、自分たちから積極的にアタックしていく、プレーしていくというところが大事になってくる。


――ワールドカップの時とチームの状況はどうか


チームに関しては僕自身、やっぱりこの日本代表というチームが好きですし、日本という国が大好きな人間なので、日本を代表してプレーするというのはいつまで経っても自分の中では嬉しい、そして誇らしい。そういった気持ちでいます。

CTBディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)

ディラン・ライリー

ディラン・ライリー


――オールブラックス戦への意気込み


自分たちがラグビーしているのは、正にこういう日のため、こういった長く世界のトップに君臨するチームと試合するためにラグビーをやってきました。

早く試合をやりたいし、ニュージーランドという相手は自分たちができることを証明するとてもチャンスなので、また日本で試合ができるということで余計楽しみにしています。

――相手から警戒されている中で明日の試合はどんなプレーをしたいか


とにかく良いパフォーマンスを発揮したいと感じています。個人的な目標じゃなくて、チームとして良いパフォーマンスを発揮したい。自分自身としては80分間仕事をやりきりチームに貢献したい。それによって良い結果が最後に得られることを楽しみにしています。


――前回7点差で敗れた


ニュージーランドはとても強いチームなんですが、それに対して自分たちのアタックしたいポイントというのは決まっています。相手に仕掛けていくポイントがしっかり80分間遂行できれば十分歴史を変えられる1日になると考えています。

自分たちとしては10分毎に細かくプランをシンプルに切り分けて、しっかり遂行して自分たちの試合を展開していきたい。

前日練習の様子

松永拓朗、矢崎由高、エピネリ・ウルイヴァイティ

松永拓朗、矢崎由高、エピネリ・ウルイヴァイティ


ワーナー・ディアンズ

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オペティ・ヘル

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