小野晃征「ピッチでは15対15。あとは100%体を張るだけだった」 | ラグビージャパン365

小野晃征「ピッチでは15対15。あとは100%体を張るだけだった」

2015/10/15

文●編集部


エディージャパンの、ジャパンのラグビーをマネジメントした背番号10。歴史的な勝利を収めた南アフリカ戦、そして相手の強みを極限まで出させずに快勝したサモア戦。そして目標が絶たれた中でも自分たちのプライドのために戦い勝利したアメリカ戦で小野晃征は背番号10としてグラウンドに立っていた。

南アフリカ戦・立川(左)と小野(右)

南アフリカ戦・立川(左)と小野(右)

ワールドカップという大舞台で、その才能は輝きを放った。
ジャパンが世界と勝負するために緻密に考えられた戦術を理解し
ゲームをマネジメントした。そしてもぎ取った3勝。
歴史的勝利となった南アフリカ戦をこう振り返った。


「今まで南アという存在は凄く大きなものでした。ですが、南アが相手でも良いセットピースからプレッシャーをかけたら崩れ、彼らのラグビーもできなくなりました。ピッチに立ったら、15対15。自分のフィジカルやメンタル、そしてゲームプランさえしっかりやれば、あとは100%体を張るだけでした。
 ゲームプランが明確だったので、チームが始動しやすく早めにサインを出すことができた。キャプテンはリーチ一人だけど、チームの中に何人もリーダーがいるので、80分間通して、いろいろな場面で各リーダーがチームをリードしたり、フォローしたりしてくれた。そういったことがうまく重なって勝利につながったと思う。」

幼少期をニュージーランドで過ごし英語が堪能な小野はジョーンズヘッドコーチと通訳を介さず直接会話をする。


「エディーが素晴らしかったことは、9月19日の南ア戦で100%のパフォーマンスを出せるように4年間のプランがあったということです。選手はただそれについていくだけだった」

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