7月21日から開催されている「アシックスカップ2018」は3日目、トーナメント戦の準決勝、決勝がおこなれた。カップトーナメント決勝は、東海大大阪仰星と流通経済大付属柏が対戦し、17−5で流経大柏が勝利し、創部以来初の「日本一」に輝いた。
「俺も来たことがない所」流経大柏・相亮太監督
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――決勝を前に選手たちにはどんなことを伝えましたか?
戦術、戦略のことは彼らがよく知っていたので、僕は「五輪書」の宮本武蔵を引き合いにして「万里一空」の話をしました。全国から菅平に集まってきた中で、頂点をかけて戦うことができるのは2校だけ。そのうち1校だけが日本一になることができる。それを達成するために、自分たちの目標をぶらさず、やってきたことだけに集中しよう。そうすれば、必ず結果がついてくるからと言って送り出しました。
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トップチームである桐蔭学園にも出向いて「日本一」の戦い方、取り組み方を学んだという(写真は藤原監督・桐蔭学園)
――これまで超えられなかった壁を超えることができた要因は?
全体として、トレーニングというところから学びの場という部分に取り組めたこと、それは練習だけではなく、学校生活や寮生活含め。あとは、対外的な経験が一つ今回の結果につながったのではと思います。それは先輩でもある、桐蔭学園さんに胸を貸していただき、勉強させてもらいました。これが、肌で感じる日本一の戦い方、取り組み方か、というものが見えたので、そういうのを持って帰ってきて、流経風にアレンジして、オリジナルのものを作ることができたなと思っています。