京都成章が東福岡に快勝!初優勝へあと一歩。第26回全国高校選抜ラグビー大会 | ラグビージャパン365

京都成章が東福岡に快勝!初優勝へあと一歩。第26回全国高校選抜ラグビー大会

2025/03/30

文●編集部


29日、第26回全国高校選抜ラグビー大会は準決勝2試合が行われた。第2試合は、東福岡(福岡)と京都成章(京都)が対戦し、22‐5で京都成章が勝利し決勝進出。初優勝をかけて王者・桐蔭学園に挑む。

前半19分に東福岡はHO早坂悠吾のトライで先制するも、24分に京都成章がHO米本啓太朗のトライで同点とすると、前半終了間際にも米本がモールを1本目のトライ同様にモールを押し込んでトライ。10-5と京都成章が逆転して前半を終える。

前半17分、東福岡SO川添丈が裏スペースへキック

前半17分、東福岡SO川添丈が裏スペースへキック


WTB平尾龍太がボールをチェイスするもボールを確保できず

WTB平尾龍太がボールをチェイスするもボールを確保できず



前半24分、京都成章は敵陣ラインアウトからモールをを押し込む

前半24分、京都成章は敵陣ラインアウトからモールをを押し込む


前半24分HO米本がトライ

前半24分HO米本がトライ


森岡悠良のゴールは決まらず

森岡悠良のゴールは決まらず


前半終了間際にも京都成章はドライビングモールでインゴールへ

前半終了間際にも京都成章はドライビングモールでインゴールへ


京都成章HO米本が2本目のトライ

京都成章HO米本が2本目のトライ


後半12分、三度、京都成章は敵陣ゴール前のモールを押し込んで米本がハットトリック。CTB森岡悠良のゴールも決まって17‐5とリードを広げると、24分には京都成章がBK陣で東福岡ディフェンスを崩しきりCTB森岡悠良がダメ押しのトライ。22‐5として京都成章が東福岡に快勝し、決勝進出を果たした。

後半12分京都成章がまたまたゴール前ラインアウトモールから米本がボールをもってトライを伺う

後半12分京都成章がまたまたゴール前ラインアウトモールから米本がボールをもってトライを伺う


米本がトライを決めハットトリック

米本がトライを決めハットトリック


後半24分、CTB森岡がゴールに

後半24分、CTB森岡がゴールに


CTB森岡のダメ押しトライ

CTB森岡のダメ押しトライ


京都成章 関崎大輔監督

こんな天気なので、ロースコアなゲームになると思っていたんですけど、よく走って、よくタックルに行っていました。スコアするタイミングで、どっちに転んでもおかしくないゲームがあった。


――ディフェンスでは東福岡を1トライで抑えた


やることを徹底して、敵陣にキックを蹴り込んで、ディフェンスを勝負やでという話はしていました。


――モールでしっかり取れたことも大きかった。


子どもらがしっかりと考えて、モールのところは課題やでという話をコーチとも、生徒とも話しをしていて、そこはちょっと成果出たのかな。大会までほとんどユニットプレーをやっていた。近畿大会で(モール)押せなかったんですよ。松本コーチも頭を抱えながら生徒と一緒に作り上げた。それが成果として出たので嬉しいですね。


――新チームになって、少しアドバンテージがあると感じていますか


他のチームより2ヶ月早いですから、そこの差は、この春の段階では大きいと思います。ただ、個人個人はどのチームでも能力高いので、そこはこれからじゃないですかね


――選抜大会の決勝で桐蔭学園と2度目の対戦です。


この時期なので、やることは変わらないですけどやっぱりチャレンジしたいですね。


――監督として初の決勝です


あまりそこは意識してないですけど、いや意識してないと言うとは嘘ですけど。でもこの時期なので、どれだけ修正というよりかは自分たちにフォーカスを当てる、ということが大事なのかなと思っています。

春の段階で高い仕上がりを見せた京都成章。初の日本一をかけて桐蔭学園と戦う

春の段階で高い仕上がりを見せた京都成章。初の日本一をかけて桐蔭学園と戦う


――初の日本一がかかっています


もう一回自分たちを見つめ直してというところが大事だと思うので、自分たちのラグビーを作れるようなゲームにしたいと思います。


――サニックスワールドユース予選で優勝し、近畿大会も準優勝。選抜大会も決勝進出。今季のチームの良さはどこに感じる?


今季、本当に小っちゃいんですよ。180cmを超えている子もあまりいないので、細かいことをやったり、とにかく走らないと、大きいチームに勝てない。でもそういうところで、やっぱり今日の試合なんかも、ペナルティーが多くあったのは、やっぱりその細かいところのプレーができていなかった。桐蔭学園さんはものすごくこだわりをやってはるから、そういうところはちょっとチャレンジしてみたい

京都成章 LO土肥祐斗ゲームキャプテン

土肥祐斗ゲームキャプテン

土肥祐斗ゲームキャプテン


ボールが手につかない場面や、ヒガシさんに先手を取られたが、そこで自分たちがやってきたことを思い出してやりきろうとして最後、取り返せてよかったです。ヒガシさんに先手を取られるだろうなと予想していたので焦りはなかったが、僕たち1年生のときにルーキーズで敗れていたので、リベンジを果たそうという気持ちが押している展開につながったのかなと思います。


――モールでの強さが目立ちました


近畿大会でモール、スクラムが課題点で出たので、選抜大会まで3週間みっちりやってきた成果が出せたのかなと思います。チームプレーは前年度から出ている選手が多いのでいけていたのですが、3年生が抜けてセットプレーがちょっと欠点になったので、そこを集中的に練習していました。


――ディフェンスも良かったです


チームとしてアタック対ディフェンスや!と監督がおっしゃっていて、ヒガシさんはアタックのイメージが強いと思いますが、僕たちは伝統の「ピラニアタックルを復活させるぞという意気込みでやってきました。まだまだですが、及第点かなという感じです。


――決勝の相手は桐蔭学園です


桐蔭さんは基本プレーを徹底してやっていて、そこは見習わないといけないところですが、見習いつつ崩せるところもあるので勝ちたい。決勝は厳しいゲーム展開になると思うが、悲願の初優勝を成し遂げて、関崎監督を胴上げできるように頑張りたい。

京都成章 HO米本啓太朗(ハットトリック)

HO米本啓太朗

HO米本啓太朗


――ハットトリックでした


トライはFWのおかげだと思うし、後ろの方にいてたまたまできたのでFWのみんなに感謝したい。(ハットトリックは)近畿大会の関学戦でも同じような感じだったのですが、トライすることは嬉しいので非常に光栄です。


――セットプレーが良かったです


去年の京都府予選で負けてから、FWのスクラム、モールはすごくこだわってやってきた。スクラムに負けたところがあったので、ユニットプレーは重点的に力を入れてやってきた。


――決勝は桐蔭学園です


僕は出身が神奈川で、藤沢ラグビースクール出身で知り合いばっかりです。近畿大会でFWの中心選手の柿本健吾がケガで抜けてしまったが、そこからより一致団結して、落井、辻子がスクラムで一生懸命がんばってくれて、土肥、近藤がチームを引っ張ってくれているので、そのままの勢いで桐蔭学園からモールでトライを取って、スクラムでも頑張りたい。

優勝したら京都成章初の日本一ですし、僕の地元の桐蔭学園なのでめちゃくちゃ気合いが入っています!


――なぜ京都成章へ?


関東よりも関西のラグビーの方が活き活きしていて楽しそうだと思った。京都成章はシステムがしっかりしていたので、行きたいと思いました。叔母の家も京都にあってそこから自転車で30分かけて通っています。

京都成章 SH佐藤啓護

佐藤啓護

佐藤啓護


アタックもそうですし、ディフェンス、ジャッカルでチームに貢献したいと思っています。


――大阪出身ですがなぜ京都成章へ?


OBに宮尾選手がいてプレーが格好良くて憧れて、タックルが強いチームが好きで成章を選びました。(宮尾2世になりたい?)まだまだです。


――決勝に向けて


相手が変わるからプレーが変わるのではなく、自分たちがやってきた細かいことをアタック、ディフェンスも出すだけだと思います。(アタックの細かいパスは)今までやってきました。

京都成章 SO岡元聡志

岡元聡志

岡元聡志


自分たちのプランで、エリアとってディフェンスゲームになると話していて、BKは徹底できていたし、基本、敵陣が多かったので良かったと思います。


――決勝は桐蔭学園です


花園2連覇していてめちゃくちゃ強いチームと思うので、自分たちはチャレンジャーとしてアグレッシブにいきたい。(10番として)エリアのところは課題と言われていて、練習でやってきて今日の試合は良かったです。

東福岡 須藤蒋一キャプテン

須藤蒋一キャプテン(右)

須藤蒋一キャプテン(右)


春の段階でこれが今の自分たちの立ち位置ということがわかりました。まだこれから全然伸びしろがあるんで、もっと成長していければなと思います。

雨というコンディションで自分たちはミスが多かったですね。でもそれは相手チームと一緒なんで、ベーシックな部分が相手より全然低かったかなと思います。

(試合中はどう修正したかった?)もうミスすることはわかっていたんで、もう冷静にスクラムで押し返そうと思っていたんですけど、下も滑るし、なかなかFW勝負ができなかったですね。冷静さを保とうとしていたんですけど、みんな焦りが出ちゃって、そこでいかれちゃったかなと思います。

(相手は雨に対してどううまく対応していた?)雨の日の戦い方、キックを多用してきて自分たちのミスを誘ってとか、ちゃんと出来ていてうまいなと思います。


(このチームの伸びしろというのはどこだと感じていますか)個人のミスだったり、自分たちが意識すれば直せるところが全然あるんで、そこはもっと練習のときから意識直せるようにすれば行けるかなと思います。

(決勝まであと一歩でした。チームとして得ることができたことは?)一試合、一試合勝負しようという目標でやってきて、3試合目まではしっかりそういうのはできていたんですけど、4戦目からちょっと集中力が少なくなってきたんでそこは未熟だったかなと思います。

(集中力が切れた原因はキャプテンからみるとどんなこと?)大阪桐蔭戦で競り勝ったという部分で自分たちも喜びが大きくて、その後の切り替えというのが全然できてなくて、藤田先生に怒られたりしたんで、それがまさに(試合に)出たかなと思います。

昨日の試合が終わってから、次もあるというのにずっと持ち込んで喜んで気持ちが浮ついていたりしていたんで、底の部分でやっぱり差ができたのかなと思います。気持ちの作り方です。

(これからどのようにチームを成長させていきたいか)もっとFWがBKを助けたり、BKがFWを助けたりというのは意識してみんなで練習するとか、自分たちには今ベーシックマニュアルというのがあるんでうs家おd、それをこれからの練習でも遂行していく、それを花園までにしっかり仕上げて、一戦一戦勝っていくというのを目標としているんえ、これからももっと頑張っていきたい。

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