12月30日、第103回全国高校ラグビー大会は3日目、2回戦が行われた。第1グラウンド第2試合では初出場のBシード・関大北陽(大阪第1)が天理(奈良)と対戦した。
序盤チャンスを迎えたのは関大北陽。前半3分、敵陣での時間帯でボールをキープした関大北陽は敵陣22m入ったところでペナルティーを獲得。ゴール前ラインアウトでトライを狙いにいく。天理がラックでノットロールアウェイ。関大北陽がクイックタップでゲームを再開。フェイズを重ねるもゴールライン前で天理が粘り強いディフェンスでピンチをしのいだ。
先制のチャンスを逸した関大北陽だったが、15分、マイボールスクラムからサインプレーボールをつなぎ最後はWTB鷹尾享がトライを決め先制。
追いかける天理は23分、相手ペナルティーから敵陣22m内側に入りチャンスを迎える。ゴール前ラインアウトから伝統のドライビングモールで一気に押し込みFL清水将太郎がトライ。最初のチャンスを一発でスコアにつなげ、5-5と同点とした。
前半終了間際、天理は速いテンポでボールを展開。LO水流夏楓の力強いランで22m内側に入るとフェイズを重ねゴールラインに迫る。関大北陽は接点で差し込まれたまらずペナルティー。天理はショットを選択しFB山﨑祥永がPGを決め5-8とリードして前半を折り返した。