桐蔭学園が圧巻の優勝!花園への第一歩・関東新人大会決勝優勝 | ラグビージャパン365

桐蔭学園が圧巻の優勝!花園への第一歩・関東新人大会決勝優勝

2023/02/20

文●斉藤健仁


2月11日(土)から、3年ぶりに開催された関東孝行ラグビー新人大会は19日(日)に栃木県総合運動公園第2陸上競技場で3位決定戦と決勝戦が行われた。3位決定戦は國學院久我山(東京)が流通経済大柏(千葉)に17-5で勝利。決勝は桐蔭学園(神奈川)が國學院栃木(栃木)に47-0で快勝、12回めの優勝を飾るとともに5連覇を達成した。

準決勝に進んだ4校、前日に行われた順位決定戦で勝利した茗渓学園(茨城)、東海大相模(神奈川)が3月下旬に行われる選抜大会の出場を決めた。

3位決定戦は國學院久我山が流経大柏に勝利。

3位決定戦は國學院久我山が流経大柏に勝利。




決勝は7トライを奪い桐蔭学園が國學院栃木を圧倒




昨年、花園予選決勝で東海大相模に敗れて悔し涙をのんだ桐蔭学園。12月3日スタートした新チームは徹底の「徹」をスローガンに掲げて、パス、キャッチ、攻守の接点といった基本練習を徹底してやってきたという。

スクラム、ラインアウトのセットプレーは終始、桐蔭学園FWが優勢だった

スクラム、ラインアウトのセットプレーは終始、桐蔭学園FWが優勢だった



この試合のテーマもゲームプランの「徹」底を掲げ、スクラム、接点で優位に立った桐蔭学園は前半8分、キックチャージからチャンスをつかみ、CTB諸田章彦(2年)が押さえてトライ。18分にはFWが力強さを見せて、最後はHO田中健心(2年)が、さらに25分にもFWがラックを連取しPR前田麟太朗(2年)が中央に押さえてトライ、FB吉田晃己(2年)がゴールを決めて19-0でリードして前半を折り返す。



桐蔭学園の先制トライはCTB諸田

桐蔭学園の先制トライはCTB諸田


2本目はHO田中が接点で前に出て中央にトライ

2本目はHO田中が接点で前に出て中央にトライ


3本目はPR前田

3本目はPR前田が前にでて


PR前田が押さえて前半は19-0で折り返した

前田が押さえて前半は19-0で折り返した



後半も桐蔭学園の優位は変わらず、CTB諸田がトライを挙げて26-0とリードする。しかしWTB古賀龍人(年)がレイトチャージの反則でシンビン(7分間の一時退室)となる。ただ数的不利となった桐蔭学園はディフェンスでも粘り、相手に得点を与えない。

後半最初もCTB諸田がトライを挙げてリードを広げる

後半最初もCTB諸田がトライを挙げてリードを広げる



すると20分、キャプテンNO8城央祐(2年)がスクラムから突破しオフロードパスをつなぎ、SO萩井耀司(2年)がトライ。26分にWTB古賀が相手のパスをインターセプトし、そのままトライ。さらに29分にはCTB白井瑛人が裏へキックし、そのボールを自身で押さえてファイブポインターとなった。

城からのオフロードパスを受ける10番の萩井

城からのオフロードパスを受ける10番の萩井



後半、シンビンとなったWTB古賀 27分にインターセプトからトライ

後半、シンビンとなったWTB古賀 27分にインターセプトからトライ



プレースキッカーは15番の吉田

プレースキッカーは15番の吉田




終わってみれば7トライを挙げて、相手に失点を許さなかった桐蔭学園が47-0で快勝し、コロナ禍で過去2年間、今大会が開催されなかったが、2017年から2020年に続いて、大会5連覇を達成した。

最後はCTB白井がショートパントを自ら押さえてトライ

最後はCTB白井がショートパントを自ら押さえてトライ




國學院栃木はキャプテンSH小倉光希矢(2年)、1年の神尾樹凛(1年)のハーフ団を中心にボールを動かしたが、ゴールラインを越えることはできなかった。

国栃のキャプテンは去年から9番を背負うSH小倉

国栃のキャプテンは去年から9番を背負うSH小倉


国栃10番は1年の神尾

国栃10番は1年の神尾








試合後、桐蔭学園・藤原秀之監督とNO8城央祐キャプテンに話を聞いた。

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