19日、神奈川・ニッパツ三ツ沢球技場では第103回全国高校ラグビー大会・神奈川県予選決勝、桐蔭学園と東海大相模の一戦が行われ、今年の選抜王者の桐蔭学園が前半15分過ぎから掴んだ流れを渡すことなく7トライを奪い59-0で完封勝利。2年ぶり21回目の花園出場を決めた。

5大会連続のカードとなった神奈川県大会決勝。選抜大会優勝した桐蔭学園が2大会ぶりの花園行きを決めるか

昨年桐蔭学園に勝利し花園出場した東海大相模。昨年の主力メンバーが卒業し、15人中9人が1・2年生という若いチーム

予選決勝で破れ、花園行きを逃した桐蔭学園。城央祐主将らは、昨年の決勝終了後、白井瑛人らと共にその日のうちに新チームにむけた練習をおこなったという。

両監督はメインスタンドの上から戦況を見つめた
前半2分、FB吉田晃己のPGで先制した桐蔭学園。対する東海大相模は先発15人中9人が1年・2年生の下級生中心の構成。前半15分くらいまでは互角に渡り合うも、失速。徐々に桐蔭学園の連続攻撃を止めることができず、自陣から脱出できなくなる。

前半2分、桐蔭学園FB吉田晃己のPGで先制

セットプレー、スクラムやモールでも桐蔭学園が押し込んだ
この綻びを見逃さず、桐蔭は前半15分にFB吉田が敵陣22手前から一気に抜けてトライを決めると16分にはCTB白井瑛人(3年)が裏スペースにボールをキック。自ら抑えて連続トライ。

前半15分FB吉田晃己がDFラインのギャップを抜け

吉田がそのまま先制のトライ

トライをした際に負傷した吉田に代わり萩井耀司がゴールキックを決める

さらに16分CTB白井瑛人が裏スペースにショートパント

自らキャッチしてトライ
