リーグワン・ディビジョン1、クボタスピアーズ船橋・東京ベイはここまで2位(勝点44・9勝2敗)。今節は4位の横浜キヤノンイーグルスを花園ラグビー場に迎え、トップ4同士の一戦に挑む。ここまで好調をキープする要因、そして後半戦にむけた思いを、田邉淳アシスタントコーチ、FLラピース、SH谷口和洋がオンライン取材に応じた。
「創業地大阪での試合、試合のパフォーマンスで恩返ししたい」田邉淳アシスタントコーチ
(今週末から)ホスト&ビジターの第2ラウンドが開幕しますが、一度やった相手とまた対戦するのが、メンタル的に一番難しい。でも非常に楽しみな一戦でので、いい試合をぜひ期待していただきたいなと思っています。
――大阪でのホストゲームとなります。
今週の月曜日、会社の創業記念日で133年目を迎えました。創業地の大阪での試合で、 我々が今ここでラグビーができているのも133年前に始めた人がいるからということを認識しながら今週挑みましょう、という話をシェアしています。
大阪での試合も我々のホストゲームの一つかなと思っていますし、大阪本社の方も多くが見に来てくれると聞いているので、試合のパフォーマンスで恩返ししたいなという感じです。またうちのチームは関西出身の選手が多いので、非常に楽しみです。
――クボタには特にBKに若い選手がたくさんいます。どんな手応えを感じています?
バックスリーに僕が求めているのは決定力です。元気な根塚、山﨑、金、この4月から入ったハラトア、木田など今後代表クラスを狙えるような選手がたくさんいる。決定力がこのセカンドラウンドで一つのキーになるかなと思います。
――ByeWeekに集中して取り組んだことは?
リカバリーです。我々が「ウィングス」と呼んでいるBチームの試合が豊田自動織機シャトルズ愛知さんとあって、ゲームタイムを与えたい、与えなきゃいけないっていう選手達に出てもらった。残りの木金土日はしっかりリカバリーして、みんなリフレッシュした状態で昨日今日を迎えという感じですね。
――FWとBKのバランスについてはどう考えていますか?
うちのチームは南アフリカの色が濃い、南アフリカ出身選手が多いからというのもありますが、 『決してFW頼みではないのがうちのチームの特徴』です。スタッツではパス、キックの数も多いし、意外とFWばっかりではないというところもあります。
南アフリカ出身のヘッドコーチや選手がそういうふうな印象を与えているのかなと感じています。大きなFWの選手たちをできるだけ前に持って行くのがBKの役目としてあります。そのあたりのコントロールを、フォーリーや岸岡を中心にゲームを組み立てていける。WTBが活躍しているというのは、(BKに手応えのある)証拠かなと思いますね。