22日、ラグビーリーグワン・ディビジョン1、トヨタヴェルブリッツは来シーズン加入する、オールブラックス114キャップのSHアーロン・スミスと、2021年サントリー(現:東京サントリーサンゴリアス)でプレーしたSO/FBボーデン・バレットのオンライン入団会見を行った。
日本でプレーすることを決めた経緯と開催まで200日を切ったワールドカップへの思いを余すことなくお伝えする。
オハヨウゴザイマス!来シーズンからヴェルブリッツに参加することになり、とてもエキサイティングです。私は日本のことをよく理解していますし、家族としても、前回のコロナ禍の下で経験したこと以上に、日本に戻りより多くの貴重な経験ができることを楽しみにしています。ずいぶん違うものになると思います。前よりもっと外に出ることができるでしょう。
それから新しいチームメイトとの出会いや、親交の深いヘッドコーチやディレクターオブラグビー、スティーブ・ハンセンとの再会、そしてもちろん、ベン(・ヘリングHC)やチームと一緒にやれること、楽しみなことがたくさんあります。そして、親友のアーロン・スミスとも一緒にやれるので、とてもエキサイティングです。
――ワールドカップ後に日本に来ることを選んだ理由。
私にとっては、アーロンと同じように、家族のためにというのが大きな理由です。先に触れたように、(妻の)ハンナと私、そしてまだとても幼かった(娘の)ビリーは、数シーズン前の日本での時間をとても気に入っていました。ただ、コロナ禍だったということもあり、自分たちが置かれている状況下で、最大限には楽しめなかったと感じ、ある時期にまた戻ってきたいと思うようになったのです。
だからタイミングも良かったし、ヴェルブリッツに素晴らしい人たちがいなければ実現できませんでした。スティーブが現在のマネージメントグループにいるチームというのは、非常に大きな説得力があった。チームカルチャーや環境が良いというのは、海外やオフショアに行くとき、そして自分の居心地の良さから少し抜け出そうとするとき、こうした決断をするのに重要なことだと考えています。
アーロンも触れているように、スティーブが推進するウィニングカルチャーに再び携わることができるのは最高ですし、私たちもそれにプラスアルファを加えることができればと思います。
――ヴェルブリッツを選んだ理由
私にとっても、アーロンと非常に似ているのですが、「人」が重要だったのです。つまり、「人」です。そして、スティーブがディレクター・オブ・ラグビーに就任し、その話を聞いて惹かれました。スタッフも、チーム全体もそうです。スティーブはとても説得力がありましたし、何度か話をしたのですが、私は以前サントリーでプレーしたことがあり、クラブを変えることを決意するのは簡単ではありませんでした。でも、目の前の選択肢の中で、トヨタは僕にとって最良だと思いました。そして、アーロンが行くことをわかったので、私自身もとてもスムーズに決めることができたのです。