トヨタヴェルブリッツが11/21、千葉県我孫子市のNECグラウンドで東葛グリーンロケッツとプレシーズンマッチを行い、63-14で圧勝した。
ヴェルブリッツは新加入のオールブラックスWTBマーク・テレアが14番に入ったほか、負傷から復帰した松田力也がSOに入るなどシーズン開幕を想定した意図がうかがえる布陣。FW第3列は青木恵斗、三木晧正、奥井章仁という国産若手トリオで臨んだ。

SO松田力也はおなじみ「恐竜ポーズ」からゴールキックをすべて成功
試合は前半8分、ヴェルブリッツがモールを押してHO彦坂圭克主将が先制トライ。SO松田力也のコンバージョンも決まり7点を先行する。そこからはグリーンロケッツが粘り強いディフェンスをみせ、試合が膠着するが、ハーフタイム直前の39分にWTBマーク・テレアが来日初トライ。松田のコンバージョンで14-0とリードを広げて折り返した。
後半は3分、東葛WTB尾又がトライ。14-7と追い上げられたが、これで逆にヴェルブリッツにスイッチが入った。14分、青木恵斗の力強いゲインから途中出場のCTBシオサイア・フィフィタがトライすると、18分にはCTBニコラス・マクカランのショートパントを捕ったフィフィタが連続トライ。

CTBフィフィタは後半から出場して2トライ
松田がどちらのコンバージョンも確実に決めて28-7とリードを広げると、ヴェルブリッツの攻勢はさらに加速。21分には青木が再び自陣からビッグゲインすると、青木とともに帝京大から新加入のPR平井半次郎がトライ。

青木とともに帝京大から加わったルーキーPR平井は2トライ
33分にはWTB和田悠一郎、35分にCTB岡田優輝、37分にSH谷中が次々とトライ。41分に東葛が1トライを返すが、44分にラストプレーで平井が再びトライ。松田に代わって後半20分からSOに入ったNZから新加入のエイダン・モーガンが5度のコンバージョンをすべて決め、ヴェルブリッツが63-14で大勝した。

昨季までセブンズで活躍したSH谷中、豪快にダイビングトライ

NZから新加入のSOエイダンもゴールキックすべてを成功

試合後、観戦したファンに挨拶
日本デビューを飾ったWTBマーク・テレア
――日本でのデビュー戦を終えた感想をお願いします。
「試合に向けて1週間ハードワークして準備したことを、チームの仲間と一緒にグラウンドで表現することができて良かった。1試合を終えて、もっと試合に出たいと思った。これからがますます楽しみになった」

