新リーグ・ジャパンラグビーリーグワンは埼玉パナソニックワイルドナイツの優勝で幕を閉じた。決勝翌日に行われたアワードで、注目の新人賞に選ばれたのは、根塚洸雅(WTB/クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)。
ケガで出遅れた根塚は第7節トヨタヴェルブリッツ戦から出場。フィジカルの強さ、トライへの貪欲な気持ち、そしてボールを持てばラインブレイクしチームの勝利に貢献。初出場でPOM(プレーヤー・オブ・ザ・マッチ)に選ばれ、ホームの江戸川陸上競技場でオレンジアーミーの心をつかんだ。その後も最終節、準決勝、3決と全ての試合で先発出場を果たした。
そして、新人賞だけでなく、ベストラインブレイカー、ベスト15と個人賞「3冠」を果たす大活躍の1年となった。
――ベストラインブレイカーを取れた要因は?
いつもやっているのは最後まで相手を見ることで、体格が大きくない分、どっかで攻めないと勝てない。受けないと負けてしまう中で、相手がどういうタックルをしようとするかを最後まで見てハンドオフやステップやスピードを上げたりなど、見計らってやっていた。(大学まで)CTB、FBをずっとやっていて、ラインブレイクは結構やっていましたが、外のスペースで1対1はやってこなかった。最後、取り切るところがこれから求められるので、決定力を活かせればもっと成長できると思います。。カバーリングしてきたところディフェンスのアプローチは経験を全然詰めていない。NEC(東葛)戦でマノさんに止められたんですが、(試合後)もっとこうやった方がいいよと言われたので、もっと成長できると思います。