横浜キヤノンイーグルスがシーズン出陣式!沢木敬介監督、田村優、ファフ・デクラークが初タイトル獲得へ意気込みを語る | ラグビージャパン365

横浜キヤノンイーグルスがシーズン出陣式!沢木敬介監督、田村優、ファフ・デクラークが初タイトル獲得へ意気込みを語る

2024/11/20

文●編集部


11月19日(火)、来月に開幕する「NTTジャパンラグビー リーグワン2024-2025」に向けてディビジョン1で2シーズン連続トップ4には言った横浜キヤノンイーグルスが神奈川・横浜市役所アトリウムで「2024-25シーズン出陣式」を行った。

沢木敬介監督、元日本代表のSO田村優、南アフリカ代表SHファフ・デクラークらが登壇した。

沢木敬介監督

MCを務めた浅野杏奈さん(左)と沢木敬介監督(右)

MCを務めた浅野杏奈さん(左)と沢木敬介監督(右)


今朝もがっつり練習してきました。エキサイティングラグビーを見せたい。ベイスターズも優勝したんで、ここにいるファンと最高の喜びを共有したい。シーズン中、毎試合成長するような試合をして、シーズンが終わったら 優勝を分かち合うようにしたい。引き続き応援よろしくお願いします。


――プレシーズンの3試合終えて


悪くはないが 今は新しいことにチャレンジしている。ラグビー変わってきているし、ルールも変わってきているので、次のステージに向けて 新しいチャレンジやっていかないといけない。(新しいことは)我々の試合を見てもらったらわかると思います。いろんなことを試しながらやっています。プレシーズンはそういう場なので、順調といえば順調です。


――2シーズン連続、トップ4に入りプレーオフに進出しました。


2年連続、プレーオフに出られる力を持っているのは自信をもっていい。ファフも昨季試合に出ていなくて、新しい選手が力を発揮して、そういう力を持っているよというのを自信にしながら、そこに慢心せずに、もっと良くなりたいというハングリーな気持ちをもって成長していきたい。竹沢や祝原は、もう少しハングリーになってほしい。ジャパンに選ばれていないということはまだまだ。もっているものはそりゃありますよ。ただハングリーさが足りない。

石田吉平

石田吉平


――今季、オススメの選手は 


(WTB石田)吉平がいい。パフォーマンス次第ですが、コンペティションをチームで行うことでレベルが上がってくる。FLビリー・ハーモンもうちのラグビーにはすごくフィットするんじゃないですかね。1番PR岡部も日本代表だからといってレギュラー確約されていない。ヴァカラヒが1番に挑戦している。


――最後にファンに向けて意気込みを


新しい自分たちのラグビーに挑戦しています。今、どうやって、もっと効果的に機能できるかを試しているところです。アグレッシブで見ていて楽しい、ファンのみなさんが喜んでいただけるようなラグビーを見せたい。

SHファフ・デクラーク

田村優(左)とファフ・デクラーク(右)

田村優(左)とファフ・デクラーク(右)


チームに再合流して2週間が経ちます。コンディションは上がってきているが、沢木監督にはフィットネスが足らないといわれているので そこを上げる努力をしています。ケガは完治しているので、シーズンを楽しみにしています。


――イーグルスの雰囲気は


良い選手がいて、才能溢れる選手が集まっている。みんなチーム愛があって、どれだけ苦しくてもチームのために努力する姿勢があると思います。そしてファンのみなさまも復帰して日本に戻ったときに、応援してくれる姿を見て自分も感銘を受けました。


――今季にかける思いは


ファンのため、チームのためにパフォーマンスを発揮したい。昨季 あまり試合出られず、がっかりしていたが、イーグルススタイルのラグビーを発揮して日本一を目指しながら日本を盛り上げていきたい。

――開幕戦は出られそう?


もし敬介さんに選ばれたらですが、準備は万端です。


――日本ラグビーの魅力は


19年W杯で日本と、日本のファンとの関係性が深まった。そして日本に来てプレーしたことある選手はみんな日本は過ごしやすいと言っています。そして国際試合と日本のリーグのスケジュールを上手く組み合わせて活動ができる。ブレイクがあって、プレーを再開できるのが魅力です。あとお肉がうまい(笑)。


――今シーズンのイーグルスのラグビーについて


今やっていることがあとちょっとでものにできると思います。キックゲームが重要になってくる。(チームは得点よりも)失点を抑える方に重点を置いています。ディフェンスでターンオーバーして得点につなげたい。フィジカリティーの向上も大事だが、そこは選手全員で取り組んでいる。


――今シーズンはプレシーズンからチームに合流しています。チームに長くいるメリットは


フィジカル的に良い準備ができますし、あとはプレシーズンの練習に出場できることがメリットとして挙げられると思います。チームメイトといっしょに練習試合で合わせることが大事です。9番として、(味方の)ランニングラインやどういうパスで、どういうボールを受けたいかという感覚を掴むのも大事です。シーズンが開幕する前に 、そういうところを合わせられることが大きなメリットになると思います。


――今季の目標は


昨季、ケガであまり出場できなかったので チーム、ファンのためにパフォーマンスを出したい。昨季は1点差で勝てなかった試合が多かったので、そういう試合に勝つことで優勝が見えてくると思います。本当に自分の身体を万全に整えてセレクションに入りたい。そしてチームプレイヤーとして、チームをサポートしたり、アドバイスできることをやっていきたい。

SO田村優

田村優(左)

田村優(左)


(開幕戦がホストで東芝が相手で)頑張りたいなと思っています。勝たないといけない試合なので勝ちたい。僕個人というよりチームが自信をもって試合が臨めるように、勝つ画をもって試合に臨むことが目標です。

――SO武藤ゆらぎについて


何もないところから何かを起こせる選手で、ひらめき、才能はすごくあると思います。これからチームを引っ張っていく選手になる意志がある中で、彼にこれから必要になってくる技術、キャラクターを今、模索している。彼の強みが最大限活きるような声掛けをして、少しでもより良い選手になってほしいと思っています。

武藤ゆらぎ

武藤ゆらぎ

毎日(武藤選手とは)いっしょに練習していますし、オフのときも暇があれば食事に誘ったりしています。先に関係性を深めてというのが最初かなと。あいつ(僕のことを)なめています(苦笑)。悩みを聞き出せる関係性を作って、なんでも相談してもらえるようにしておく状態の方がいいと思うので、良い関係だと思っています。特にこれということはないが (若い選手は)悩みがあると思うので、(僕は)答えは持っていますが 与え過ぎてもダメだと思うので、自分で考えて自分のものにできるようなアドバイスを若い選手にできるようにしたい。

――教えすぎない方が良いと感じた契機は


結局、自分で考えたことしか身につかない。いろんな方に指導されて、もちろん聞き入れるんですが、それをどう自分の中で解釈して、自分のものにしていくかは、人それぞれだと思う。僕が見えているものが 他の人に見えていなかったら、言葉が一人歩きする。(若手に)どうしてその判断をしたのですがと聞かれることもありますが、教えないと言っています。


――キックするとき緊張しないこつは


いっぱい練習して、いっぱい練習して、いっぱい練習する


――35歳を超えてもプレーできる秘訣は


チームでランニングのテストなど個人に課されたものがあるが、それを必ず超えることを目標にしている。自分の基準を下げずに、頑張る意志がある、もっと上手くなるという向上心がある。このチームをより良くして、より良い成績を収めて、ファンのみなさんに良い光景を見せたい。根本の心構えを保てている、意志があるので身体は動いています。

田村優

田村優


――ベイスターズの優勝は見ていましたか


日本シリーズの前から見ていて、(セリーグ)3位からの優勝だったので、自分たちの置かれている状況と似ているなと。感情も入りましたし、同じ横浜のチームとして、目標になるような成果をあげてくださったので、非常に刺激を受けました


――2回の合宿を敢行しました。今のチームの出来は


去年の今の時期と比べたら、仕上がりは良いと思いますが、目指す場所も上がっていますし、まだまだ、まだまだじゃないかなと思います


――開幕の東芝ブレイブルーパス東京に向けて


結果は約束できませんが、僕たちが今季、日本一になるという目標にするにふさわしいチームであるという試合を見せたい。僕たちのチームの魅力を、試合を通して感じていただいて、そこに結果がついてくれば最高じゃないかなと思います


――優勝するためには


(得点を挙げること、失点を抑えること)どっちも大事だと思います。僕とファフは、どんな状況にあってもチームを勝たせることが仕事です。優勝したことがないのでわからないが、まだベストではない。パーフェクトなことはないが、ベストを追い求めることは組織としては必要です。そこがまだまだ、です。自分の調子もまだまだ上がります。
もっと良くしたい もっと良くなりたいというところですね


――今季に向けて意気込みを


(イーグルスは)素敵なチームなので、チームへの愛情や思いを少しでもみなさんに感じていただいて、それが目標や結果につながればいい。頑張ります。

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