12月19日、秩父宮ラグビー場では、第57回全国大学ラグビー選手権大会準々決勝の2試合が行われた。第1試合は早稲田大学(関東大学対抗戦2位)と慶應義塾大学(関東大学対抗戦3位)が対戦した。
慶應義塾大学は、3回戦で京都産業大学と対戦。FW対決で、京産大に対してセットプレー、スクラムで優位にたつと、相手陣に攻め込めば確実にスコアにつなげ、最終的に7トライを積み上げ、47−14で快勝。準々決勝に駒を進めた。
今シーズン対抗戦では22−11と早稲田大学が勝利している。この試合では慶應も相手に攻め込む時間帯がありながら「取り切れない」プレーの精度で早稲田が上回っていた。その後、慶應義塾は、帝京大戦ではゴール前の攻防で重たい、強い帝京FWに対してもスコアにつなげる成長を見せていた。
早稲田大学は明治との対戦で完敗。昨年も早明戦で敗北のあと、見違える成長をみせた実績があるだけに、準々決勝までのインターバルでどこまでチームが成長しているか注目された。