5日、伝統の早明戦を勝利した早稲田大学。試合後、この試合でPOM(プレーヤー・オブ・ザ・マッチ)を獲得したNO8佐藤健次、最終学年、最後の早明戦となったFB河瀬諒介、そして先制トライを決めたSH宮尾昌典が取材に応じた。
「4年生として責任の重圧があってしんどかった。」FB河瀬諒介
かなり激しい試合になると予想していて、早稲田としてはコンタクトのところでしっかり戦おうと意思統一して、ディフェンスで粘れたところが勝因かなと思います。
――最後の早明戦でした
率直に言うと、しんどかったゲームでした。(早明戦は)毎年、毎年、プレッシャーもありますし、秩父宮がアウェイに感じるのでしんどかった。今日は長田キャプテンがいないので、4年生として責任の重圧があったのでしんどかった。
――1年生の2人(佐藤・宮尾)はどんな人?
2人とも本当に萎縮せず、1年に関係なくプレーしていると感じていて、自分が1年生のとき思い出すと緊張したりして思うような声がでなかったりしたが、2人は積極的にコミュニケーション取りますし、1年生と思えない、本当にチームに溶け込んでやっている。
――最後の大学選手権です
最後の選手権、負けたら終わりのノックアウトトーナメントで、対抗戦よりプレッシャーがかかるし、チームとしてしんどいことが多くなるが、自分ができることしっかりやって、最後、笑って終わりたい。
「選手権の雰囲気はわからないけど、自分のやることは変わらない」NO8佐藤健次
今日は長田キャプテンが出場しなかったので、FWで勝とうとFWで話していました。コンタクトの部分でFWでアタックでもディフェンスでも前に出られて、チームにいい流れをもたらすことができた。(POMの感想は) 今日の自分のテーマとして「1m、1cmにこだわる」ということを決めていて、ディフェンスも大切だがアタックに集中しよう、ボールを持ったら絶対ゲインしようして決めてプレーして、それが体現できてよかったかなと思います。
――アタックにどうフォーカスした?
ボールを前半最初はもらえなかったのは、ストラクチャーとかいろいろありますし、ストラクチャーを壊してまでゲインするまでもないかなと思っていました。最初のコンタクトで今日はいけるなと思って、そこからボールをもったら自由にアタックできました。アンストラクチャーが多かったんですが、そういうところは上手く対応できた。ギャップとかが見えていて、相手のディフェンスの穴、ここ空いているというスペースがみえていたことがゲインにつながったと思います。
グラウンド入ったときに明治の旗がすごく多くて、すごいアウェイだなと思った。試合中は気にすることはなかった。