10月16日、国立競技場で、東京オリンピック・パラリンピック開催1周年記念イベント「Thank you Tokyo!」というイベントが行われた。
当日のセレモニーには、陸上競技やり投げの北口榛花選手、田中希実選手ら国内外のトップアスリートが参加したが、そこでスペシャルマッチという名称で本気の勝負を披露したのが男女の7人制ラグビーだった。
参加したのは男女の日本代表とフィジー代表。
日本女子は、南米チリの昇格大会~帰国~南アのW杯と地球をまたいで戦い抜いた過酷な1ヵ月が記憶に新しいが、1週間後の22-23日にはアジアシリーズ第1戦のタイ・バンコク大会が控えるだけに、貴重な実戦の機会として今回のスペシャルマッチを活用。
12日から熊谷で行っていた「女子セブンズ・デベロップメントスコッド(SDS)熊谷合宿メンバー15人が出場(HC同士の合意により出場枠拡大の特別ルールで行われた)。男子も、14日から同じく熊谷で始まったSDS参加メンバーから12人が出場した。
相手のフィジーは1年前の東京五輪で男子は金メダルを、女子は銅メダルを獲得。さらに1ヵ月前のW杯でも男子は優勝、女子は5位の成績を収めていた。今回は公式の大会ではなく、男女ともベストの布陣ではなかったが、東京五輪のメダリストが男子1人、女子2人、9月のW杯メンバーが男子5人、女子は3人含まれていた。