サクラフィフティーンこと女子15人制日本代表(世界ランク11位)が30日、イタリアのパルマでイタリア(同8位)とテストマッチを行い、ラスト10分、1点リードを守り切り25-24で勝利した。サクラフィフティーンはこれで今年のテストマッチ5連勝。10月13日から南アフリカで行われる新大会「WXV」へ勢いをつけた。
日本のキックオフで始まった試合は、相手キックがダイレクトになり日本がいきなり相手陣でラインアウトのチャンスを得るが合わず逸機。
前半6分、イタリアが左ゴール前ラインアウトからモールを押し切ってフッカーのヴェッキーニが先制トライ。CTBカポマッジが左隅の難しいコンバージョンを決めて7点を先行する。
日本の反撃は13分。イタリアのアタックにプレスDFで対抗して反則を誘い、相手陣22m線でラインアウトを得ると7次攻撃までアタックを継続。FB西村蒼空のインゴールへのキックをWTB今釘小町がデッドボールラインギリギリで押さえ左隅にトライ。5-7とする。
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西村蒼空のグラバーキック
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今釘小町がデッドボールラインギリギリでボールをグラウディングしトライ。向來桜子が迎える
日本はさらに21分、自陣10m線付近のスクラムから古田真菜、向來桜子、長田いろは、永井彩乃が次々とゲインしてイタリア陣に入ると、左へ展開して今釘がゴール前2mまで前進。アドバンテージが出たところで右へ展開し、丁寧にパスをつなぎ、余ったWTB安尾琴乃が右隅を攻略。右中間にトライ。10-7と逆転した。
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CTB弘津悠
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FL向來桜子のラン
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安尾琴乃のトライで10-7と逆転