9月8−9日の2日間、静岡県裾野市の裾野運動公園陸上競技場で、太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2018第3戦の富士山裾野御殿場大会が行われた。
大会にはコアチーム12が参加の予定だったが、北海道バーバリアンズディアナが、9月6日に発生した北海道胆振東部地震の影響で参加できなくなり、11チームの参加で行われた。
第1日 混戦のプールA、日体大は劇的逆転で首位に、アルカスがまさかのプール最下位、プールCは追手門に勝利したチャレンジが1位通過
大会第1日の8日は、3組に分かれてプール戦が行われた。
プールAは、秋田大会優勝の三重パールズが千葉ペガサスを26−0、東京フェニックスを19−0、横浜TKMを21−7と盤石の強さをみせて3戦全勝。2位以下は東京フェニックスが今季好調の横浜TKMを初戦で破り、そのフェニックスを今季不振だった千葉ペガサスが破るなど3チームが1勝2敗で並んだが、プール内の得失点差により2位がTKM、3位がフェニックス、4位がペガサスとなった(TKM+8、フェニックス-21、ペガサス-46)。
プールBは、秋田大会で準優勝、シリーズポイント首位の日体大がいるプール。日体大は初戦で龍ヶ崎グレースを19−14で振り切り、続くアルカス熊谷戦は5点を追う後半ロスタイムにFW伊藤優希の同点トライとSO山本実の逆転コンバージョンで劇的逆転勝ち。プール最終戦は、アルカスを22−7、グレースを28−12と大破してきたながとブルーエンジェルズと2戦2勝同士でぶつかり、21−7と快勝して3戦全勝。1位通過を決めた。
2位はながと。3位をかけたアルカス対グレースは、5点を追うグレースが終了直前、寺内美樹のトライと内海春菜子のコンバージョンで劇的逆転勝ち。サクラセブンズ勢が大量に欠場し、負傷者も多いアルカスはまさかの3戦全敗でプール最下位に沈んだ。
プールCは北海道ディアナが大会に不参加となり、シリーズポイント2位の追手門VENUSの1位通過が予想されたが、チャレンジチームが石井寿依の2トライなどで26−5で追手門を破り1位通過。ディアナの欠場に伴い試合数が減り、智翠館戦から連戦となった追手門に対し、チャレンジはフレッシュな初戦というアドバンテージがあったことが影響したかもしれない。