4月28-29日、秋田市のあきぎんスタジアムで、太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2019第1戦の秋田大会が行われた。
今大会は、昨年総合優勝を飾った日体大や、過去3度の総合優勝を数えるアルカス熊谷から多くの実力選手が東西の各チームに散らばり、国内移籍も活発化。さらに昨年昇格した三重パールズ、ながとブルーエンジェルスはともに開幕前にマレーシアの国際大会に参加してチームビルドをはかり、新たに昇格した自衛隊体育学校PTS、横河武蔵野アルテミスターズも、充実した環境で準備を進めるなど、各チームの強化が本格化。大会では、自衛隊体育学校がいきなり8強入り、アルテミスターズは昨年総合優勝を飾った日体大を初戦で破るなど波乱で幕開け。
2日目の決勝トーナメントも実力伯仲。激戦を勝ち抜き決勝に進んだのは、YOKOHAMA TKM と ながとブルーエンジェルス。ともに初めての決勝進出だった。
そして決勝は激戦の末、ながとブルーエンジェルスが17-14で制し、昇格2年目で初の優勝を飾るという快挙を達成。YOKOHAMA TKMは初優勝こそ逃したものの、大会参戦6年目で過去最高となる準優勝という成績で、チームの歴史に一歩を刻んだ。
大会の成績は以下の通り。
1位 ながとブルーエンジェルス
2位 YOKOHAMA TKM
3位 アルカス熊谷
4位 三重パールズ
5位 東京山九フェニックス
6位 RKU龍ヶ崎グレース
7位 追手門学院VENUS
8位 自衛隊体育学校PTS
9位 北海道バーバリアンズ ディアナ
10位 横河武蔵野アルテミスターズ
11位 日体大女子
12位 チャレンジチーム
本誌では、本大会で活躍が目立った選手たちを、恒例の「RJ365選出 ドリームセブン」としてお届けする。
タイシャ・イケナシオ ながとブルーエンジェルス
今大会6試合で14トライ、72得点でトライ王と得点王、大会MVPも含め3冠に輝いた豪脚ランナー。YOKOHAMA TKMとの決勝、12-7に追い上げられて折り返した後半最初のプレーで、自陣からキックオフリターンで約80mを切り返した爆走トライはチームを初タイトルに導いた。