1試合も落とせない状況の中で、これまでにないほどの落ち着きで見事セブンズワールドシリーズのコアメンバー昇格を決めた男子7人制ラグビー日本代表こと、ジャパンセブンズ。ゲームをマネジメントする一昨年までキャプテンを務めていた坂井克行が香港戦後に語ったこととは。そして2年前と現在のチームで何が一番違っているのか。
絶対に慌てない、そしてペナルティを犯さないということに気をつけていた
「(昇格を決めたことについて)予定通りです。それを目指してここに来ましたから。とはいえ、毎回100点の試合だったかというとそんなことはなく、勝って反省してそれを次に活かすという試合でした。ですので自分たちにはまだまだ伸びしろがあると思います。
(決勝の相手、香港について)香港スタジアムで香港とは対戦したくはなかったというのが本音ですが、一番わかっているチームだったという半々な感じでした。雰囲気に飲まれないようにということと、いつも勝っているチームとはいえ、『香港スタジアムの香港』は違うということを話しました。まずは、ディシプリンを守る。香港相手には絶対ペナルティーをしないということを気をつけました」
「失点については、アンラッキーな面が多く、ディフェンスを崩されたわけではなかったので、そんな慌てることなないと思っていました。攻撃をする時間が長ければ長いほどジャパンが優位になるということはわかっていたので、『絶対にあわてない』ということに気を使いました」