5日(日本時間6日)、ラグビー日本代表はアイルランド代表戦にむけた練習を公開。練習後、エディ―・ジョーンズHCが取材に応じた。
――長いトレーニングセッションを経て、土曜日に大きな試合があります。
今週は、良い準備ができました。先週は、言い訳にはなりませんが、かなり厳しい準備でした。月曜日と火曜日は東京でトレーニングを行いました。水曜日に飛行機で移動し、ロンドンには水曜日深夜に到着し、もちろん土曜日に試合がありました。振り返ってみると、試合の準備が少し不十分だったと感じ、確かにスプリングボクスの激しさには対応できませんでした。
それはどのチームにも起こりうることです。彼らがアルゼンチンに67点を挙げたのを見ました。我々のパフォーマンスには満足しておりません。土曜日にその点を改善できることを楽しみにしております。
――厳しいスケジュールでしたよね?
多くの若手選手、新たな顔ぶれがここにいるのは素晴らしいことです。彼らを試合に出す必要がある、出さざるを得ないのです。
――南アフリカは世界最高のチームであり、どの相手に対しても全力で挑みます。そういうものですよね?
ええ、本当に印象的でしたよ。彼らと対戦してきましたが、著しい成長を感じます。コンタクトエリアへのスピード、スペースを閉じる方法の認識、そしてキックゲームは完璧だと思います。競り合いではないキックはたった1本だけでした。
――昔、エディーもその戦術を好んでいたじゃないですか。
イングランドでは好んでいました。イングランドではかなり得意としていました。ですから、彼らの試合スタイルは、私の元々のプレースタイルとは異なります。
――コーチングセッションを少し耳にしていたのですが、本当に感心しました。選手たちに対するあなたの前向きな姿勢、全てが非常に前向きで、非常にやる気を起こさせるものばかりでした。
ここには若いチームがいますね。土曜にはアイルランド戦が控えていますね。その前向きな姿勢を保たねばなりません。100%その通りです。世代交代も起きています。若い選手たちは、ポジティブな姿勢や自分の良い点を指摘される方の反応が良いと思います。これまでは、ネガティブな要素も成長過程の一部でしたが、今はそうではありません。ですから、受け止め方を変える必要があります。
――それでも日本代表は危機的な状況ではあります。12月にワールドカップの抽選が控えており、6つのプールに分かれる中で、第1ポッドか第2ポッドに入るか。現在、日本代表は13位、ウェールズは12位です。ウェールズ戦は明確な目標であり、激しい試合になるでしょう。今週土曜日にアイルランド戦が控えていることは承知しておりますが、ウェールズ戦に向けて調整を進めているのでしょうか?今回の遠征における最大の試合となるのでしょうか?

