ウェールズに惜敗―「言葉にできない試合だった(マキシ)」 | ラグビージャパン365

ウェールズに惜敗―「言葉にできない試合だった(マキシ)」

2025/11/17

文●編集部


16日、ラグビー日本代表はウェールズ代表との一戦に挑み、23-24と1点差で欧州遠征4戦目を終えた。試合後にNO8マキシファウルア(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)とWTB石田吉平(横浜キヤノンイーグルス)の2人が取材に応じた。

マキシファウルア

――今日はご自身のいいトライにもあったと思うんですが、でも最後ちょっと勝ち切れなかった理由。

そうですね。自分たちの規律のところで失ったところ。そこを、そこで相手のモメンタムを持っていかれて、自分の自陣まで持ってこられて、トライにつながったし。そうですね、本当に悔しいですね。ちょっとあまり言葉にできない試合。しっかり反省し規律の部分をもっと良くし次に活かします。

――規律のところでご自身もカードもらう。チームで4試合で8枚カード出てると思うんですけど。

いや、もう本当に個人の中で、それを受け止めて次に何をすればいいか大事なので。カードをもらってしまったことは終わったことなので、本当に次にそれがないように練習からしっかりタックルのスキルとか そこの部分を改善して次の試合にも行きたい。

――トライの場面は非常に良い判断だと思うんですけど あそこを振り返ってもらえますか? どういうふうに考えて?

本当に自分のトライじゃないと思っています。本当にチーム全員がそこまでハードワークしています。本当にチームのトライだと思うので、そういう点で満足しています。

――最後の数分間本当に勝てそうなところまで来ましたけど最後どうやって勝とうっていうグランドの上ではどういう考えを持ちながらやってましたか?

本当にやることは変わらないし、本当に自分たちが準備したことを本当に信じて、あと何分くらいで試合を終える。僕の中では出し切ってチームのためにやってきました。

――負けた後だいぶ座った膝をついたままでしたけど、あそこは本当に自分も出し切って
ああいう感じになった

そうですね。本当に悔しい試合ですし、自分はこの試合本当に勝ちたかったし、ちょっとでも家族のためにちょっと笑顔をあげたらいいなと思います。

――マキシさん自身がチームの中での進化しているものそれはどういうものだというふうに感じますか

本当に全員が本当に同じ画を見てしっかり全員が本当に統一してやるっていう気持ちが本当に感じてるし、本当に若い選手もたくさんいるし、僕もそうなんですけど、でも関係なくそれを言い訳にはならないし、本当に世界レベルと戦えるような準備をしてきているので、そこは本当にチームとしてはすごい成長している部分を感じている。

――ラストワンプレー、相手のモール、ユーズイットかかってた状態、そのままずずっとしてこられていたんですけどあの時ジャパンの中ではどんなことを思いながら

そうですね。僕はレフェリーにアピールしてユーズイットって何回も言って。でも本当に自分たちではコントロールできないところなんで。本当にもう体張って止めるしかないしか考えてなかったんです

――結構敵陣入って点取れそうな場面っていっぱいあったと思うんですけどもう一つ取り切れないところって何がプラスアルファ必要だと感じますか

本当に一人一人の役割を遂行をし切れなかったというかそこがちょっと最後までトライもつながってないかなと思います。

WTB石田吉平

石田吉平

石田吉平


――ご自身のトライとキッキングゲーム、ウィングとして改善されたところ、まだ足りないところ、その辺りを教えてください。

そうですね。トライのところは、いいゲインがありましたし、チームでの。で、あとアドバンテージも出てたんで、外をよんでたんですけど、矢崎がいい感じに仕掛けてくれたんで、あれは『ごっつあん』かなっていうふうに感じてます。

キッキングゲームに関しては、今回ウェールズがたくさんけってくるっていうのが分かってたんで、そこに対して対策っていうのはしてたんですけど。50-50くらいだったので、自分たちとしてはこぼれ球のところを取ろうという話をしてたんですけど、相手に渡るところも多かったんですけどその後のディフェンスが良かったので13人でもしっかり守り切れることができてそこはすごいプラスになった部分なのかなと感じています。

――バックスリーがボールを持ってたくさん持っていたという印象があるんですけど、試合前からボールを手にしたらということをイメージして3人でやってたのか

そうですね。相手のFWが大きかったので、たくさん ウィング、 フルバック、 バックスリーでしっかりボールを持って走ろうって話をしてましたし、相手が体が大きいっていうのもあって、自分たちのスピードのところであったりとか、クイックネスのところで勝負するっていうところが今回の試合のバックスリーのテーマだったので、そこに関しては、いい感じで動かすことができたんですけど、結末のところでトライとできるというところで、何回かチャンスがあったのに取り切れなかったというところは、改善したいできないところなのかと感じています。

前半15分、石田吉平のトライ

前半15分、石田吉平のトライ


――その取り切るところは1週間準備してきたことが出たのか?出なかったのか

いや取り切れるところもあったんですけど。やっぱり今取り入れられないといけない時にもっと全員がスイッチオンして、そこでも確実に取り入れるっていうところは練習からもっと意識していかないといけないですし、結末のところもっとこだわって練習していかなきゃいけないと思います。

――ツアー3試合を終えて成長を感じている部分は?

自分たちの良さというのも感じてますし、手応えというのも感じてますし、チーム内のいろんな事情は自分たちの中にいる人しか分からないので、そこに関しても自分たちで工夫してやろうとしてますし、すごく成長できている試合の方がって感じてますけど結果すごいと伴ってないのでそこに関して申し訳ない気持ちっていうこともあります。

――個人的に見てチームの一番良くなってる部分って感じるものがあるんでしょうか
そうですね

今年すごいキャップ数も少ないチームなんですけど、チームとしてまとまってきてるな
って感じてますし、こういう月日をかけることによってチームとしてまとまりってできてると思うんで、何をするか方向性とかディフェンスで粘るところ、体張るとことであるとか、そういうところに関してはチームとしてまとまってきてる方向性っていうのも見出してるところなのかなっていう感じてます。

――後半の入りも相手が20分、1人足りないけども、どういう風にゲームを組み立てていったのか?

そうですね。ボールをたくさん動かしてしっかり得点を重ねようって話をしてたので
やっぱり3点でもいいから得点を取るっていうところで、3点を重ねたっていうところなんですけど、14人に対してもディフェンスをそこは本当に改善しないといけないところかなと感じています

――3点取っていったことは全然プラン通りだったけどその後14人の相手に取られたのは誤算だったということですか

そうです。そこをもっと修正していないといけないなと思っています。

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