エディージャパン、ジョージア代表戦メンバー発表 | ラグビージャパン365

エディージャパン、ジョージア代表戦メンバー発表

2025/11/21

文●編集部


21日、ラグビー日本代表は「リポビタンDツアー2025」最終戦、ジョージア代表戦の試合登録メンバーを発表した。WTB植田和磨(コベルコ神戸スティーラーズ)、FBサム・グリーン(静岡ブルーレヴズ)が今ツアー初先発。LO山本秀(リコーブラックラムズ東京)がリザーブに入り、出場すれば初キャップとなる。これまでとは違い、新しいメンバーが多い布陣で今ツアー初勝利に挑む。エディー・ジョーンズHCは「若い選手はテストマッチで戦えることを照明してほしい。エナジーと迷いのないプレーを期待」と話した。

ラグビー日本代表・ジョージア代表戦試合登録メンバー

1 小林 賢太 (8)
2 佐藤 健次 (8)
3 竹内 柊平(23)
4 エピネリ・ウルイヴァイティ (10)
5 ワーナー・ディアンズ ◎(31)
6 タイラー・ポール(3)
7 下川 甲嗣(22)
8 ジャック・コーネルセン(28)
9 齋藤 直人(27)
10 李 承信 ◯(28)
11 長田 智希(25)
12 チャーリー・ローレンス(8)
13 ディラン・ライリー ◯(37)
14 植田 和磨(1)
15 サム・グリーン(5)
16 平生 翔大 (2)
17 古畑 翔(1)
18 為房 慶次朗(19)
19 ハリー・ホッキングス (1)
20 山本 秀(0)
21 福田 健太(7)
22 小村 真也(2)
23 池田 悠希 (1)

エディー・ジョーンズHC

ジョージアとの大事な一戦を控えています。今回のツアーは強豪国と連戦して、良いツアーができました。ジョージアの世界ランクは日本代表より少し上です。その試合に対して良い準備ができました。前回の試合からケガ人で離脱者が出ましたが、チームとして良い準備ができました。ジョージアとの対戦はフィジカルで速い展開になるので、最初からしっかり攻めていきたい。相手は非常にタフで、FW中心に攻めてくると思うので、それに対して覚悟できているし準備もできています

――ケガ人が出て、先発、控えにフレッシュな選手もいます。

次の選手、準備している選手が仕事をするという考えです。若い選手はテストマッチで戦えることを証明してほしい。エナジーと迷いのないプレーを期待しています。

――3戦連続先発のSH齋藤のどこを評価している?

トゥールーズから合流して、すぐにチームに溶け込んで、ワーナーキャプテンに対して非常に良いリーダーとして加わってくれた。落ち着いてリードしてくれているし細かいプレーもできますしクイックポールを活かしたプレーをしてほしい。

――チームの進捗はどうですか?

非常に成長しているし、プレーでも考え方でもテストゲームができると思います。

――ウェールズ代表戦から、どこを修正して臨みたい?

ジョージア戦に向けて前をむいていろいろ着手してきた。ウェールズ戦の問題点は、大事な局面をチームとして対応できなかった。そうするためには経験が必要です。次、2点差で勝っているとき、ラインアウトやポゼッションを持っているとき、しっかりゲームマネジメントしないといけないし、選手たちもそこを経験した上で、次はしっかり対応してくれる。次の試合も大事な局面があると思うが、ジョージアは正面から体を張ってくるが、フィジカルにしっかり戦い、大きなFWを避けるためにテンポを上げてアタッキングラグビーがしたい。

――ケガで離脱している選手が増えて、気にかけていることはあるのか?

どのようなケガ、ということもあるが、筋肉系のケガが2人で、他はコリジョンでのケガです。良い練習をしてフィジカルコンディションを上げるという体作りはできています

――初キャップとなるLO山本秀の評価は?

若手の日本人のLOを育成したいということでLO山本、伊藤をメンバーに入れています。伊藤はバックローもできるが、如何せんコリジョンの部分で日本人の成長は、今後のチームの発展にとっても大事になってくる。

山本秀

山本秀

――LOホッキングス選手が今回も控えです。期待しているところは?

月曜日の朝、こちらに来て、しっかり練習できたのは2日間で、火曜の夜まで状況がわからないので、彼をいったんベンチに置きました。ファーストゲームは良いプレーをしたと思います。レフリーの悪い判断からイエローからレッドカードになってしまったが、合法的なタックルだった。これからも成長していくし、重要な役割を担う選手になると思います。

――バックローの選手が痛んでいるが、バックローの消耗が激しいのか、アクシデントが続いたのか?

もちろんフィジカル的な要求が高く、付加が高くなっていることもある。ウェールズ代表は今までコーチングした中で一番長い41分、ボールインプレーがあった。インテンシティーもかなり高くなって、タイトファイブだけでなく、バックローもフィジカルディマンドが高くなっている。ファウルアは李のキックを取ろうとしたときにケガを負ってしまい、リーチはふくらはぎを痛めて、ガンターは個人的な理由です。傾向は見られないが、負荷が高まっていることは間違いないし、ワールドカップに向けて強度、求められることは高まることは間違いない。

――ボールインプレーが長くなったことは日本代表にとって良いこと?

どういう展開になろうが、それにしっかり適応する体作りをするチームにならないといけない。ウェールズ代表戦でボールインプレーが長かったのは、相手がタッチに蹴らなかったことがあると思います。試合展開に適応していくことが大事だし、いかなる状況にも対応できるようにチームを作り上げていくことに着手していきたい。

――来年からネーションズチャンピオンシップが開催されることが発表されました。日本代表は入っているがジョージアは入っていないが……。

(大会に)どこが入って入らないということは、自分たちのコントロール外なので、記者が話題にすることだと思います。

LOワーナー・ディアンズゲームキャプテン

――このツアーで成長を感じているところは?

ディフェンス的に成長を感じています。7月のウェールズ戦を見ると簡単なトライをしてしまって、PNCでちょっとずつ成長していたと思うが、この秋のツアーで、オーストラリア戦から、チームのディフェンスはレッドゾーン(自陣ゴール前)で成長していると思います。ジョージアのフィジカルに関して、自分たちもフィジカルでいかないといけない。

――ウェールズ代表戦からどこを修正して臨みたい?

ジョージアがやってくるスクラムとラインアウトのモールを一番FWとして、今週、修正しないといけないと練習してきた。ウェールズ代表戦を振り返ると、そこで戦ってくると思うので、そこを止めないといけない。

――LO山本秀の評価は?

すごくタフな選手です。ハードなキャリーしてタックルしてくる選手。すごくハードワーク。どんなプレーでも100%出してくるので、練習では大変です。

――ケガ人が増えていますが……

特に考えていない。自分は練習、試合のことにしか集中していない。誰がケガとか考えていない。

――LOホッキングスのプレーぶりはどうだった?

シンプルに良かった。リーグワンで対戦しているが、逆に一緒のチームになって良かったな、と思いました。

――ネーションズチャンピオンシップが始まりますが

ネーションズチャンピオンシップに関係なく、今週は勝ちたいという気持ちで試合に臨む。全力で勝ちに行きます。

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