予選プール敗退が決まったラグビー日本代表は一夜明けて、藤井雄一郎ナショナルチームディレクターがオンラインで会見を行った。
――アルゼンチン代表に接点でやられたが
いくつかのタックルミスもあったりしたが、そこはラグビーなので、その部分でいくつかのもったいないトライはあった気がしています。
――アルゼンチン代表に負けてベスト8に進めなかったが
目標は本当に上を目指していったが、最後の最後で逆転するかどうかで、できなかった。
本当に持っているものすべて出して戦ったが、勝ちか負けか、どこに責任があるかというのは私の方にあると思う。次にしっかりつなげていきたい
――昨日の試合後の流れは
ホテルに帰って、夕食をみんなで食べてお酒も飲んだ。ここで、いったん区切りなので、寂しい気持ちもありながら、みんな昨日はワイワイやっていた。(ジェイミーは)横に座って一緒に飲んで、本当にサンウルブズから始まって苦労もいっぱいしたし、いろんなことあったが、昨日負けはしましたけど、十分、今、持てる力を全部出し切ったと思う。
そういう意味ではみんなで、悔しい思いもありますが、日本のラグビーを少しいい方向に向かわせられたかなと話をしながら飲んでいました。(ジェイミーと)大きな話はしていないが 部屋でたまたま2人きりになったとき、ありがとうという感じで、人前でなかなか泣かない男なので、その時だけ涙を流していた。2人でしんみりなっていた。まだゆっくり話をしていない。
――アルゼンチン代表戦で足りなかった部分は、またベスト8に行くために必要なことは?
以前からずっと言っているが、日本代表はベストなチームで戦わないといけないので、いろんな選手にチャンスがあるという試合はなかなか組みにくい。スーパーラグビーだったり、ジュニアの代表だったり、いろんな工夫しながら国際経験を積ませる環境を作っていくのが一番じゃないかな。
そこは今後、大事なところかなと思う。やっぱり勝負所で取ったらすぐに取られるという、頑張らないといけないときに頑張れなかったのが昨日の敗因やと思うが、選手は頑張っていると思うが、勝負の力を入れないといけないところは経験を積んでいかないと、その部分は埋まっていかない。チーム内での競争も含めて選手層を厚くしていかないといけない。