9月5日、都内でラグビー日本代表ジェイミージョセフ氏の就任記者会見が行われた。1月にジョセフ氏の就任が明らかになったが、ハイランダーズのHCおよび、NZ協会との契約の関係からこのタイミングで正式な就任記者会見となった。2019年に自国開催となるラグビーワールドカップに向けて新指揮官の思いははたして。
「日本ラグビーは新たな段階に進んでいる」
まずはじめに新しく代表のヘッドコーチという機会与えてくださったJRFUに感謝したい。私にとって2019年のワールドカップは大きな挑戦です。
私は1995年から2002年までサニックス(現:宗像サニックス)でプレーをしていました。また戻ってくることができとても興奮しています。これまでプロのコーチとしては12年〜13年になりますが、その中で培ってきた知識を日本に活かしていきたい。
そしてもう一つ、日本ラグビーを世界に知らしめた昨年のワールドカップでの活躍にエディー・ジョーンズをはじめ全ての選手に対し敬意を評したい。それは今年行われたオリンピックでの7人制代表にも同様です。選手たちの努力があったからこその活躍だったと思います。世界の舞台に日本のラグビーがもっともっと出ていかなければならないと思いを新たに、私も見ていました。
みなさんは、2019年の目標についてお聞きになりたいとおもっているでしょう。次のワールドカップへむけて進める中で、日本のラグビーは新たな段階に進んでいるということをお伝えしたい。選手たちはプロ化が進んでいますし、スーパーラグビーのサンウルブズもあります。6月と11月にはテストマッチがあります。そして国内のトップリーグもあります。こうした3つの環境の中で私達はラグビーをやっていこうと思っています。
一言でいうには難しいですがワールドカップにむけた代表の強化にとってはとてもいい環境が整っています。アルゼンチンを例に上げると、彼らも我々と似たようなプロセスを昨年のワールドアップまで歩んできました。その中で初めの頃は非常に苦しんでいた時期もあったはずです。とても難しい挑戦だったでしょう。ですが昨年はワールドカップのベスト4になったのです。2019年のワールドカップで、日本もやれない理由はないと思っています。
来日して5日ばかりでまだ到着したばかりです。チームの基礎の部分はわかっていますがもっと理解を深めていきたいと思います。これから2〜3週間かけてトップリーグの各チームのコーチとプレーヤーに直接会って話をしていきたいと思います。