ラグビーワールドカップ1次リーグD組の日本代表は8日、ナントで行われた1次リーグ最終戦でアルゼンチンと対戦。27-39で敗れ、2大会連続の8強進出はならなかった。日本はD組3位が確定。次回2027年大会の出場権は獲得した。
試合は快晴無風のナント、スタッド・ド・ラ・ボジョワールでフランス時間13時(日本時間20時)、アルゼンチンのキックオフで始まった。
先制したのはアルゼンチンだった。開始2分、日本陣10m線付近の最初のラインアウトからモールを押し、アドバンテージを得て右に展開するとCTB12チョコバレスが日本DFの隙間を突いてブレイクし、そのまま独走して中央にトライ。WTBボフェリのコンバージョンも決まりアルゼンチンがいきなり7点を先制する。
日本は10分過ぎに反撃。自陣でアルゼンチンの攻撃に耐え、稲垣と堀江の働きでPKを得るとアルゼンチン陣に攻め込み、ラインアウト後のラックからSH齋藤が意表を突く背面キック、これをFBレメキが捕って相手ゴール前に攻め込むが、アルゼンチンDFの粘りの前にフェイズを重ねたところでノックオン。
惜しいチャンスを逃したが、15分、アルゼンチンのロングキックに戻ったリーチのカウンターアタックから左タッチ沿いでボールを受けたLOアマト・ファカタバがショートサイドを突破すると、相手DFを引きつけてキック。このキックを自ら追って相手22m線を越えたところでキャッチすると、相手タックルを振り切りそのまま左中間に、自身今大会3本目のトライを決める。SO松田がコンバージョンを決め7-7の同点に追いつく。