最強かつ最大な相手、南アフリカ代表と戦うジェイミージャパン。ディフェンスの良しあしは試合のキーポイントとなることは間違いない。パシフィックネーションズカップではフィジー、トンガ、アメリカ相手にディフェンスの成長を見せたジャパン。スコット・ハンセンディフェンスコーチは「日々もっと成長できる」と本番にむけてさらに高みを目指す。
自分は日本代表のコーチに就任して2年となりますが、ワールドカップのコーチとしてチームに関わるのはこれが初めてです。ここ数週間、非常にやりがいのある、いい練習ができすごく楽しくやっています。選手たちもわくわくしていると思いますし、練習に対して非常にいい姿勢で取り組んでくれています。
日本代表にはジェイミーを始め、トニー・ブラウン、長谷川慎コーチと素晴らしいコーチに恵まれています。私も彼らから非常に多くのことを学んでいます。昨年もトニー・ブラウンが不在の時に自分はヘッドコーチとしてやらせてもらい、非常にいい経験をしていると思います。ジェイミーがこのチームを牽引していると思います。まだまだこれからも学ばなければならないことがありますけど。
――PNCではディフェンスが機能していました。南アフリカが相手ということで、彼らは日本人の特性を理解してきたと思います。そういう相手だからこそ、ディフェンスの部分で修正や微調整をしてきましたか。それとも1対1にこだわるのか。
ジャパンは(対戦相手がどこであれ)ジャパンです。南アフリカの強みをフォーカスすることが非常に大切だと思っています。強みとは、体の大きなボールキャリアを使って勢いをつけてくる。それをどう止めることができるかということです。もちろん対戦相手によって臨機応変に変化をつけていくこともありますし、そういったことが選手たちのやりがいにつながっています。