スコット・ハンセンHC「ディフェンスは間違いなく成長している。もっと日々成長できる」 | ラグビージャパン365

スコット・ハンセンHC「ディフェンスは間違いなく成長している。もっと日々成長できる」

2019/09/06

文●編集部


最強かつ最大な相手、南アフリカ代表と戦うジェイミージャパン。ディフェンスの良しあしは試合のキーポイントとなることは間違いない。パシフィックネーションズカップではフィジー、トンガ、アメリカ相手にディフェンスの成長を見せたジャパン。スコット・ハンセンディフェンスコーチは「日々もっと成長できる」と本番にむけてさらに高みを目指す。

自分は日本代表のコーチに就任して2年となりますが、ワールドカップのコーチとしてチームに関わるのはこれが初めてです。ここ数週間、非常にやりがいのある、いい練習ができすごく楽しくやっています。選手たちもわくわくしていると思いますし、練習に対して非常にいい姿勢で取り組んでくれています。

日本代表にはジェイミーを始め、トニー・ブラウン、長谷川慎コーチと素晴らしいコーチに恵まれています。私も彼らから非常に多くのことを学んでいます。昨年もトニー・ブラウンが不在の時に自分はヘッドコーチとしてやらせてもらい、非常にいい経験をしていると思います。ジェイミーがこのチームを牽引していると思います。まだまだこれからも学ばなければならないことがありますけど。

――PNCではディフェンスが機能していました。南アフリカが相手ということで、彼らは日本人の特性を理解してきたと思います。そういう相手だからこそ、ディフェンスの部分で修正や微調整をしてきましたか。それとも1対1にこだわるのか。


ジャパンは(対戦相手がどこであれ)ジャパンです。南アフリカの強みをフォーカスすることが非常に大切だと思っています。強みとは、体の大きなボールキャリアを使って勢いをつけてくる。それをどう止めることができるかということです。もちろん対戦相手によって臨機応変に変化をつけていくこともありますし、そういったことが選手たちのやりがいにつながっています。


――今のディフェンスの仕上がりはどのくらいでしょうか。


間違いなく成長していると思いますが、日々もっと成長できる部分かと思います。ディフェンスコーチというのはその役職柄、あまりハッピーではない、怒りん坊なコーチが多いと思います。試合に勝ったとしても、ディフェンスコーチ的にはあまり満足せず、怒ることもあります。このチームに対して誇らしく思いますし、選手たちは毎回のセッションに対してコミットして日々成長するために頑張ってくれます。

奥さんからはもっと笑顔で仕事をするように、といわれており、そこは永遠の課題です(笑)。


――就任当初のジャパンのディフェンスはどうでしたか


以前はジョン・プラムツリーがディフェンスコーチをしていましたが、彼が築き上げてくれた土台があったのでそこから積み上げていくという仕事をしてきました。ジョセフHCもディフェンスについては強いこだわりがあります。いろんな彼の考えを聞きながらそれを共有してやっています。今週末、大きなチャレンジ。そのまたその先にもチャレンジが続いています。目の前の状況に対して、柔軟に、臨機応変に対応して、自分たちが今うまくコントロールできている「接点のコントロール」ができ、オフ・ザ・ボールでの仕事、そしてラインスピードを上げることができれば誇らしいディフェンスができると思います。


――稲垣啓太選手はオフ・ザ・ボールという点では献身的な動きをします。


私は彼の大ファンです。彼はチャンピオンですし、ディフェンスリーダーの一人です。ニュージーランドでは非常にリスペクトされている人のことを「マナ」と呼びます。彼は正にそれを象徴するような人です。日本代表がもっている、兼ね備えているいい部分をすべて持っていると思います。やること全てワールドクラスだと思います。練習に来る時も、ミーティングにくる時も、仲間をサポートする時もワールドクラスです。とにかく私は彼の大ファンです!


――低いタックルから上半身へのタックルへのマインドセットの切り替えは大変だったのでは?


そこの変化をつけるために非常に時間と労力を費やしてきました。選手たちがどういう場面で、どういうタックルをしなければいけないのか理解してきている。個人個人でどういう位置へタックルに入らなければならないかという部分も違います。今は上半身に向かって入っているのですが、ワールドカップでは上といっても上になりすぎないように。適切なタックルゾーンに入れるかを徹底的にこだわっています。


記事検索

バックナンバー

メールアドレス
パスワード
ページのトップへ