テストマッチは勝利しなければならない―アイルランド戦試合登録メンバー発表!マシレワ・ゲイツが初キャップ。齋藤が先発 | ラグビージャパン365

テストマッチは勝利しなければならない―アイルランド戦試合登録メンバー発表!マシレワ・ゲイツが初キャップ。齋藤が先発

2021/07/02

文●編集部


1日、ラグビー日本代表はアイルランド戦の試合登録メンバーが発表。この試合では初キャップが2人、WTBセミシ・マシレワ(近鉄)とCTBシェーン・ゲイツ(NTTコム)がメンバー入り。SHには齋藤直人(サントリー)が先発。ライオンズ戦でトライを決めた姫野和樹は先発でNO8で出場する。またライオンズ戦で存在感を見せた松島幸太朗(クレルモン)はFBに入った。ジェイミー・ジョセフヘッドコーチがオンライン会見に応じ、メンバー選考、チームの状態を話した。


アイルランドに来てからいい週を迎えられています。試合に向けていい準備ができていると同時に、先週のライオンズ戦での収穫や課題を振り返ることができています。選手たちも大きなチャレンジに非常にワクワクしています。アイルランド代表に対しては、私たちは2019年ワールドカップで非常に大きな成功を収めたわけですが、アイルランド代表はホームでは84、85%の勝率を持っているチームです。間違いなくタフな試合になると思います。

SH齋藤直人は今後のことを考えて先発で起用してみたい

先発の齋藤直人

先発の齋藤直人

――メンバー選考について


(先発起用した齋藤)直人は前回の試合で途中出場でしたが非常によい印象を受けました。エナジーもあり、的確な判断もしていました。この間の試合でも非常にプレッシャーのかかった中で、試合に出ていましたが、今度は先発という、またさらにプレッシャーのかかった中で彼がどんな仕事をするのか、見てみたいと思いました。また、今後のことを考えた上でも一度先発で起用してみたいというのがおもな理由です。

(齋藤には)特別期待していることはなく、SHとしてやるべき自分の仕事パス、ラン、キックの精度高く、的確な判断をしてボールを供給するといったことをしっかりとやってほしいです。若い選手ですが、ライオンズ戦という大きな試合の中で、堂々とプレーしていたのは印象的でした。


(出れば初キャップとなる)2人とも非常に経験のある選手です。マシレワは別府での怪我もあり、初戦では使えませんでしたが、今はコンディションも問題なく、スキルが高く、特にハイボールが得意なのでキッキングゲームに期待をしています。ゲイツは、ライオンズ戦はベンチ(メンバーのFWとBKの割合を)を6:2にしましたが、今回は5:3の構成にしたのでバランス的に入れることができました。また、トップリーグではいいプレーをしていましたが、テストレベルのプレッシャーのかかった試合を経験してレベルアップしてほしいと思います。

クレルモンで1シーズンFBとして結果を残した松島幸太朗。ジャパンでフィットするか。

クレルモンで1シーズンFBとして結果を残した松島幸太朗。ジャパンでフィットするか。



(松島をWTBからFBに下げたことに関しては)まずFB山中ですが、この間のライオンズ戦でも良かったですし、日本代表に戻ってきてから一貫性あるプレーで、非常に高いポテンシャルでずっと出てきましたので、今回がっかりしているかと思います。マツ(松島)は合流してから日が浅く、フランスでプレーしている15番の方がやりやすいのではと思います。

田村優

田村優

また初戦では山中でしたが、今回はフランス、サントリーでもFBとしてプレーした松島を15番にして、WTBのコンビネーションを試したいというのがあります。サイヤ(フィフィタ)はまだまだ成長途中ですが、非常にポテンシャルのある選手なので、少し使い続けてみていきたいと思っていますし、マシレワは経験値が高く、ハイボール得意で、バックフィールドでプレッシャーかけられると思っています。

(今回も先発が田村で控えが松田ですが)そこまで経験のバランスは考えていない。単純に田村はライオンズ戦でいいプレーをしました。オフロードも良かったし、タックルもして、ゲームをコントロールしていましたし、400回以上タッチする試合でキックもよかった、信頼にたると感じています。練習においてもSHとの連携も良く、プレッシャーの中でも戦える選手です。


――ノンキャップのベン・ガンター、ファンデンヒーファーは遠征で起用しませんでした。


答えはシンプルです。ガンターはリーチと同じポジションです。姫野、マフィもいる。そしてゲラードは松島と同じです。非常に競争の激しいポジションです。他の選手よりも高いパフォーマンスが要求されます。トップリーグではなく、日本代表のジャージーをかけたポジション争いです。それが理由です。


――ガンター選手は遠征で起用されなかったが、いい選手とテストマッチで使いたい選手に差があるのか?


視野の狭い質問ですね。このチームは日本代表です。より良い選手を、キャプテンを変えろと言うことでしょうか。私はその時にベストなプレーヤーを選ぶことにフォーカスしています。(ガンターは)若い選手ですし、スーパーラグビーを経験しましたが、テストマッチのチャンスのなかった。私が言いたいのは、どうやってテストマッチに勝つかということを考えねばなりません。チーム内で戦ってほしいと思っています。ライオンズ戦のパフォーマンスが良かった選手もいます。テビタ・タタフは後半から非常によいプレーをしました。

ライオンズ戦からの改善点は・・・「まだ1試合しかやっていないのでしっかりオーガナイズすること」




――前の試合からの改善点は?


ライオンズ戦ではソフトモーメントがあった。そこで相手にスコアされた。オーガナイズしてない部分もあった。まだ1試合しかやっていないので、しっかりオーガナイズして修正して臨みたい。強い相手と戦うには必要です。

ライオンズのとき4~5回スコアチャンスを作ったが、その中での判断を誤ったり、ミスをしたりで、結局トライには結びつかなかったし。相手に与えた2~3のトライも、実質的には自分たちのミスが原因だった。アイルランド戦では、ハードなフィジカルと経験ある選手を使っていくことが重要だと思います。

――アイルランド代表はどんな戦い方をしてくると思いますか? また日本代表としてはどんなラグビーがしたい?


非常に誇りを持ったチームなので、とても大きなチャレンジになるでしょう。スタートから全力でアタックしてくると思います。アイルランドの若い選手にとっては、非常に良いチャンスです。ライオンズで(主力選手が)いないので、ジャージーを勝ち取るチャンスですし、コーチ陣にアピールもしたい。またコーチ陣も新しいので、ホームで自分たちのプレー、強さを見せる、彼らにとってもチャレンジです。そういう意味で、私たちにとっても本当に大きなチャレンジです。

自分たちのラグビースタイルが毎回変わることはないですが、相手が違うので、変えていく部分もあります。ライオンズは素晴らしい選手がたくさんいますが、あの試合は彼らにとって初戦でした。アイルランドはもっと長い期間準備をしているチームです。 そういったところで変更を加える必要はあるでしょう。


――自チームのどんなエリアに期待したい?


テストマッチは勝たなければいけません。アイルランドは多くの選手がライオンズに参加しているとはいえ、非常に誇りを持ったクレバーなチームです。2019年W杯の直前は世界ランクも1位でしたし、ホームでは本当に強く、オールブラックスにも勝っています。そのようなアイルランドに勝つには、まず自分たちのラグビーをしっかりと遂行すること。そこにフォーカスしています。


――2019年のW杯の時も2年前にアイルランド代表と対戦しました。2023年W杯に向けた試金石になるのか?


あの時は私がほとんど初めてチームを指揮するシーズンで、テストマッチの経験もなく、試行錯誤で2015年の経験者をもとに、ベストな選手を探している状況でした。今はまた再出発で、450キャップ以上のスコッドで今度はさらにステップアップする時です。アイルランドもまた別のチームで、経験もある選手もいますし、前回の借りを返したいという気持ちで向かってくると思います。


日本代表  対アイルランド代表戦 試合登録メンバー

初キャップのシェーン・ゲイツ。切れ味鋭いカウンターと田村とのコンビネーションがどう科学反応を起こすか。

初キャップのシェーン・ゲイツ。切れ味鋭いカウンターと田村とのコンビネーションがどう科学反応を起こすか。

☆・・・2019年W杯メンバー
背番号、選手名、所属、キャップ数


1 稲垣啓太(パナソニック 35)☆
2 坂手淳史 (パナソニック 22) ☆
3 具智元(Honda 14)☆
4 ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモ 17)☆
5 ジェームス・ムーア(宗像サニックス 9)☆
6 リーチ マイケル(東芝 69)☆ ※キャプテン
7 ピーター・ラブスカフニ(クボタ 9)☆
8 姫野和樹(ハイランダーズ 18)
9 齋藤直人(サントリー 1) 
10 田村 優 (キヤノン 64)☆
11 シオサイア・フィフィタ(近鉄 1)
12 中村亮土(サントリー 25)☆
13 ラファエレ ティモシー(神戸製鋼 24)☆
14 セミシ・マシレワ(近鉄、0)
15 松島幸太朗(クレルモン 40)☆

リザーブ

16 堀越康介 (サントリー 2)
17 クレイグ・ミラー(パナソニック 1)
18 ヴァル アサエリ愛(パナソニック 15)☆
19 ジャック・コーネルセン(パナソニック 1)
20 テビタ・タタフ(サントリー 4) 
21 茂野海人(トヨタ自動車 11)☆   
22 松田力也(パナソニック 24)☆ 
23 シェーン・ゲイツ(NTTコミュニケーションズ 0)


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