ノーカット版・南アフリカメンバー発表記者会見「相手がやってくることは明らか。明確でないのは自分たちが相手に何をするかということ」ジョセフHC | ラグビージャパン365

ノーカット版・南アフリカメンバー発表記者会見「相手がやってくることは明らか。明確でないのは自分たちが相手に何をするかということ」ジョセフHC

2019/10/19

文●編集部


18日、ラグビー日本代表は準々決勝の南アフリカ戦試合登録メンバーを発表した。20分に及ぶメディアとの質疑応答のすべてをお届けする。ジェイミー・ジョセフHCは、記者会見の最後に「南アフリカが何をしてくるかということは一つ明らかなことがあります。それはセレクションを見ればわかります。明確でないのは、我々が相手に何をするかということです。それがこの試合で楽しみな部分になると思います。」と話した。すでに戦いは幕をきった。

南アフリカ戦試合登録メンバー

1. 稲垣啓太
2. 堀江翔太
3. 具智元
4. トンプソンルーク
5. ジェームス・ムーア
6. リーチマイケル(キャプテン)
7. ピーター・ラブスカフニ
8. 姫野和樹
9. 流大
10. 田村優
11. 福岡堅樹
12. 中村亮土
13. ラフェエレティモシー
14. 松島幸太朗
15. 山中亮平

16. 坂手淳史
17. 中島イシレリ
18. ヴァルアサエリ愛
19. ヴィンピー・ファンデルヴァルト
20. アマナキ・レレイ・マフィ
21. 田中史朗
22. 松田力也
23. レメキロマノラヴァ


ジョセフHC メンバーの変更ですが、トゥポウがスコットランド戦でHIAになり、メディカルが通過できませんでしたので 山中が入りました。そしてレメキがベンチに入りました。控えでは、FWとしてはウヴェに代わりヴィンピーを。そしてツイに代わりマフィをいれました。南アフリカとの対戦ということでかなり圧力がかかるということと、タフなFW戦になるということで彼らを起用しました。彼らはそういった試合に対して実力を発揮した実績があります。

トニー・ブラウンアタックコーチ

トニー・ブラウンアタックコーチ

――(マオリチャンネル)日本にとってはビッグマッチになります。同じマオリの血が入っている、トニー・ブラウンがコーチとして控えていますがいかがでしょうか。


非常に日本のラグビーにとって大きな試合になると思います。それをトニー・ブラウン、スコット・ハンセンというマオリの血が入っているコーチ陣と日本代表を率いてやっていけるのは誇りに思います。


――今週リセットする必要がありましたか。ベスト8することが目標でしたが、新たな目標を設定したのでしょうか。


ある程度リセットは必要でした。非常にフィジカルなスコットランド戦でしたので。ある間隔をあけるということです。もしプール戦の結果が2位であれば、明日が試合でしたが、そうでなく首位でおわったということで。1日長い一週間となりました。だから最初の2日半は、リフレッシュとしてあてました。ほぼラグビーのことはやらず、軽いウェイトセッションやウォークスルーをしました。3日目から本格的なラグビーをはじめました。スコットランド戦で達成したことを消化した上で、非常にいいスタートがきれていたと思います。

――これまでのヘッドコーチとしてのキャリアのうちで、次の試合はどれくらいのチャレンジとなりますか


選手たちが自分たちでチームをひっぱっていくという意識になったところ。やることをやりきって信じているということがヘッドコーチとしてそのあたりが成長したと感じています。

メンタル的に非常に強くなったと思いますし、自信も持っています。何をするか意図がはっきりとしています。そしてコーチとして何をしなければならないかというとメディアへの対応、期待度、選手に対する要求です。またファンの皆様に対する振る舞いとしてはいいパフォーマンスをするということになると思います。今週末もしっかりとしたパフォーマンスを皆さんに届けたいと思っています。そこでチームは、リーチやラピースをはじめ、その他多くの選手によって自らリードするいい流れになっています。

――メンバーの一戦ごとの成長について


どこで一番成長を感じているかというと、フィールド外で選手が集まって、選手が主体となっていろいろやっていることが見られることです。パソコンがチームとして6、7台あるのですが、お互い役割を2、3人で話し合っている姿を見ると一丸となっているなと感じます。

私が練習場に出るとすでに選手たちはアップを終えて準備できている。本当にチームが準備万端だと思います。コーチとして心配なのは、ピークを早めに迎えないこと。あくまでも日曜日が試合なので、その日にやるべきことを選手たちに取り組ませて、日曜日に爆発してもらいたい。

――この躍進は日本だけでなく、スポーツ界全体にとっての話題になっていることを意識していますか


選手がどのくらいそういう記事や情報を目にしているかはわかりません。なぜなら、選手たちのほとんどは日本人で英語が読めないので。どういうことになっているか日本のメディアを通じてわかっていると思う。それが逆にうまく作用すると思います。

――ラピースはリーダーの一人、彼はなぜそこまで早く日本のラグビーに適合できたのか。そして彼は何を日本ラグビーにもたらしましたか。


彼は日本にきて3年目ですが、企業ラグビーでプレーをしています。南アフリカでは高いレベルのラグビーをやってきました。彼はプロ選手として日本からオファーがあり来日を決めました。彼がなぜそんなに早く日本に馴染めたかというと、誠実な人間であり人格者であり、知性的な選手です。メンタル的にタフな選手です。この20年間でいろいろな選手をコーチングしてきましたが、その中でも優秀でかつタフな選手だと思います。(チームキャプテンである)リーチのプレー面を整えなければ行けないときに、彼にゲームキャプテンを務めてもらいました。その甲斐あって、今は二人でリーダーシップを発揮できています。姫野は、そういうリーダーという責任がないからこそ、今大会はいいプレーできている。そのトリオが、切磋琢磨して、チームに対して非常にいい相乗効果を生んでいます。

――南アフリカとは9月にも対戦しています。またご自身が現役時代にも何回か試合をしたことがあります。今大会の南アフリカの印象は。


個人的に、ラガーマンとして南アフリカは最もリスペクトしていたチームです。なぜなら、ニュージーランドと南アフリカは長年のライバルであったということ。子供の頃からそういったことを肌で感じていました。オールブラックスとして南アフリカと試合ができることは非常に最高な機会で私も3、4回プレーしたことがあります。毎回毎回素晴らしい試合でエンジョイしました。

南アフリカというのは、彼らが何をするか分かっています。それを選手たちに伝えています。フィジカルでくるということです。20年前と今のフィジカルは違います。より速くなっています。

9月の試合は私たちにとって「リハーサル」だと思っています。南アフリカにとってはウォームアップマッチだったかもしれませんが、今は我々がこういう立場で準々決勝で戦うことになりました。こういうことは過去のワールドカップではなかったと思います。ワールドカップ直前のウォームアップゲームをやった相手と準々決勝で対戦するということが。ですので、このことは我々にとってアドバンテージになっていると思います。

――ジャパンは2015年に南アに勝利をしたということが世界全体には周知されています。今週はこれまで4試合の実績にフォーカスしますか。過去を振り返るようなことはありますか。


全く過去については触れていません。どちらかというとこの4年間で、その話が何度も何度も繰り返されていますが、どちらかというと忘れたいことです。その時とは全く違うチームで、選手は何人かがかぶっていますが、新たなチームを作ってきたと思います。2015年の偉業はとても素晴らしいものだったと思いますが、全くそこには触れていません。

南アフリカが何をしてくるかということは一つ明らかなことがあります。それはセレクションを見ればわかります。リザーブにFW6人を入れてくるということですから、全く珍しいことではないのですが、フィジカルでダイレクトにやってくるということがわかります。相手にボールを渡して、それをFWのディフェンスで潰して、そこから勝機を見出すということになると思います。我々はそこに対して、じっくり準備をしてきました。

明確でないのは、我々が相手に何をするかということです。それがこの試合で楽しみな部分になると思います。


記事検索

バックナンバー

メールアドレス
パスワード
ページのトップへ