ロシア戦メンバー発表「プレッシャーのかかる状況で戦いきる力量があるかを見る」ジョセフHC | Rugby Japan 365

ロシア戦メンバー発表「プレッシャーのかかる状況で戦いきる力量があるかを見る」ジョセフHC

2018/11/22

文●編集部


24日におこなわれるロシア代表戦のメンバー23名が発表。これまでとは異なり、このツアー初出場となる選手が多く含まれた。ジェイミー・ジョセフヘッドコーチは「テストマッチがもたらすプレッシャーのかかる状況の中で対応できるのかを見ていきたい」と選考理由を明かした。

選考の狙いは2019年にむけて準備の段階で、このようなレベルの試合を戦い切る力量があるのかというところを判断するために起用します。トップリーグでは非常にいいプレーをしていますし、この5週間でも非常に良い練習をしてきます。今回起用するにふさわしいと思っています。

我々コーチ陣としては、経験値のある選手と一緒に、テストマッチがもたらすプレッシャーのかかる状況の中で対応できるのかを見ていきたいと思います。

――松田選手久しぶりのスターターです。成長を感じていますか


彼は非常に成熟していきていると思います。いろいろと経験を積んできていて、田村(優)からも様々なことを学んできています。前回の先発は(昨年11月の)ワラビーズ戦で、ティア1チームに対するというかなり困難なタスクを与えました。

それ以降は、プレッシャーがそれほどない中で経験をさせ、成長を育成してきました。彼の役目は10番というポジションから、チームをコントロールしていくということ。そして、それを準備段階からできるかどうか。彼はベンチからスタートしたときも非常に大きなインパクトを与えていますし、ゲームの中でも流れを変えたことが多々あると思います。

だから、今回彼がSOとして先発することはふさわしいことだと思っています。それによって田村には違った役割を求めていきます。後半から出場して、ゲームを締めてほしいと思っています。


――リーチや福岡は、このシリーズでフル出場を続けて疲労度が高いと思われますが、メンバーに入ってるのは。


疲労はしていないと思います。今回このように彼らを起用するのはインターナショナルレベルの選手たちが必要なところで、日本の場合は選手層がそこまで厚くないという現状があります。あわせて、毎週毎週戦える選手が必要です。ワールドカップでも4戦あります。メンタル的に疲労があると思われているかもしれませんが、私はそうはおもっていません。

あと突出していいパフォーマンスをしてきたのが、稲垣(啓太)とヴィンピー(ファンデルヴァルト)です。今は、チームとしてのメンタリティーを鍛える必要があります。今回のロシア戦についても(彼らには)行動でリードしていってほしいです。6週間うまくやってくれていたと思います。

――茂野選手が初先発です。


(茂野)海人については昨年トップリーグに出場することができず、1年遅れという形になっていますが、サンウルブズでも非常にいいプレーをしていましたし、彼はラン、速いパス、キック、我々が求める全てのスキルをもっている選手だと思います。

フミ、流より、遅れてこういうメンバーの中に入ってきましたが、非常に楽しみにしています。これまでもハイレベルの状況でいいパフォーマンスをしてきたということがあるので、次のステップアップできるかどうかは彼次第だと思います。


――どんなラグビーをみせてほしい


徐々にチームが発展していると思いますし、世界選抜、オールブラックス戦を経て、ポジティブに成長していると思います。各選手が試合で何を求められているのかをしっかりと理解できています。今回、オールブラックス、イングランドと世界のベストチームと戦ったわけですけれども、非常にいいパフォーマンスを見せてくれていると思います。

今回、ロシアとの試合は全く違った展開になると思いますが、イングランドよりも大きく、非常にパワフルな選手たちが集まっています。そして、ジャパンとも異なるチームです。我々は非常にスピードある展開のラグビーをしたいのですが、イングランドの環境がなかなかそうさせてくれないということもあるでしょう。そして、両チームの流れになる時間帯があると思いますが、我々はアンストラクチャー、速い展開を心がけていきます。そして、相手のサイズ、フィジカリティーに対して、真っ向勝負ができるかどうか。相手はジャパンのスピードに対応できるか。そこが試合の肝になると思います。

――ウヴェが負傷で、姫野がLOになります。ヴィンピーもそこまでサイズが大きくないですが、第2列には何を求めますか?


彼らは身長はないですが、非常にいい選手です。我々はサイズで相手と競うことはできないと思っています。この2列は総じてあまり大きくないです。けれども彼ら2人はワークレートが高く、オフ・ザ・ボールのところでも非常に運動量が高いです。今回私たちが求める戦い方は、それまでとは異なり、機動力のあるFWが必要ということでこのような起用になりました。


――初出場となる梶村祐介について


彼は非常に若いにもかかわらず、サントリーでいいプレーをして感心していた選手の一人です。彼はボールをもっても力強いですし、ハンドリングもうまく、スキルもあってボールを捌くこともできます。プレッシャーのかかる中でも良い判断ができる。彼は若い選手の中で今回チームに入れて育てたいと思った選手です。非常に成熟していてスマートです。

でも、今後取り組んでいってほしいところはフィジカルの部分です。ディフェンスでビッグランナーがくるところでしっかりと止めることができるか。そこが今回の試合で試されると思います。ロシアのBK陣は非常に大きい選手たちが縦に走ってきます。今後、ジャパンでも戦うにあたり、世界には非常に大きなBKが多く、それを止められるかが重要になってきます。いい兆しを見せているので、彼のパフォーマンスを期待しています。

リポビタンDツアー2018・ロシア戦 日本代表試合登録メンバー

カッコ内の数字はキャップ数/総キャップ数:406キャップ

1 稲垣 啓太 (24) パナソニックワイルドナイツ

昨年6月のルーマニア戦から連続出場を続けるPR稲垣。JJは「傑出した存在」と高評価

昨年6月のルーマニア戦から連続出場を続けるPR稲垣。JJは「傑出した存在」と高評価

 

2 坂手 淳史 (12) パナソニック ワイルドナイツ

イングランド戦に続きラインアウトでの活躍が期待されるHO坂手

イングランド戦に続きラインアウトでの活躍が期待されるHO坂手

 

3 具 智元 (6) ホンダヒート

イングランド相手にスクラムを支えたPR具。ロシアの大型FWにどう立ち向かうか

イングランド相手にスクラムを支えたPR具。ロシアの大型FWにどう立ち向かうか

 

4 ヴィンピー・ファンデルヴァルト (8)  NTTドコモ レッドハリケーンズ

LOファンデルヴァルトは昨年のオーストラリア戦で初キャップを獲得以来これで9テスト連続出場になる

LOファンデルヴァルトは昨年のオーストラリア戦で初キャップを獲得以来これで9テスト連続出場になる

 

5 姫野 和樹 (8) トヨタ自動車ヴェルブリッツ

姫野は昨年10月の代表デビュー戦以来となるLOでの起用となった

姫野は昨年10月の代表デビュー戦以来となるLOでの起用となった

 

6 リーチ マイケル (58) 東芝ブレイブルーパス

昨年6月のルーマニア戦から日本代表試合12戦連続(うちテストマッチ11試合)フルタイム出場を続けているリーチ。これで13戦(12テスト)連続先発となる。

昨年6月のルーマニア戦から日本代表試合12戦連続(うちテストマッチ11試合)フルタイム出場を続けているリーチ。これで13戦(12テスト)連続先発となる。

 

7 西川 征克 (2) サントリー サンゴリアス

オープンサイドのスペシャリスト西川はロシア戦も7番で先発

オープンサイドのスペシャリスト西川はロシア戦も7番で先発

 

8 ツイ ヘンドリック (42) サントリーサンゴリアス

昨年6月から代表を離れていたツイは秋シリーズ全試合出場

昨年6月から代表を離れていたツイは秋シリーズ全試合出場

 

9 茂野 海人 (6) トヨタ自動車ヴェルブリッツ

昨年5月の香港戦以来の先発となるSH茂野。SO松田とのペアもそのときと一緒だ

昨年5月の香港戦以来の先発となるSH茂野。SO松田とのペアもそのときと一緒だ

 

10 松田 力也 (15) パナソニック ワイルドナイツ

日本代表では昨年11月のオーストラリア戦以来の先発SOに入る松田。田村と遜色ないところ+前へ仕掛ける力をアピールしたい

日本代表では昨年11月のオーストラリア戦以来の先発SOに入る松田。田村と遜色ないところ+前へ仕掛ける力をアピールしたい

 

11 福岡 堅樹 (29) パナソニック ワイルドナイツ

世界選抜戦から秋シリーズ4試合を皆勤となる福岡

世界選抜戦から秋シリーズ4試合を皆勤となる福岡

 

12 中村 亮土 (15) サントリー サンゴリアス

イングランド戦ではフィジカルの強さを見せた中村。さらに大きなロシアにも臆せず挑む

イングランド戦ではフィジカルの強さを見せた中村。さらに大きなロシアにも臆せず挑む

 

13 ラファエレ ティモシー (13)  コカ・コーラ レッドスパークス

世界選抜も含め今季日本代表の7戦すべて先発となるCTBラファエレ

世界選抜も含め今季日本代表の7戦すべて先発となるCTBラファエレ

 

14 ロトアヘア アマナキ 大洋 (7) リコー ブラックラムズ

2017年5月の香港戦以来の出場となるWTBロトアヘアアマナキ大洋

2017年5月の香港戦以来の出場となるWTBロトアヘアアマナキ大洋

 

15 ウィリアム・トゥポウ (5) コカ・コーラ レッドスパークス

イングランド戦に続きFBで先発するトゥポウ。ハイボール争奪戦が見せ場になる

イングランド戦に続きFBで先発するトゥポウ。ハイボール争奪戦が見せ場になる

 

16 堀越 康介 (1) サントリー サンゴリアス

HO堀越はリザーブ入り。出場すれば昨年5月の香港戦で初キャップを獲得して以来の2キャップ目

HO堀越はリザーブ入り。出場すれば昨年5月の香港戦で初キャップを獲得して以来の2キャップ目

 

17 三上 正貴 (34) 東芝ブレイブルーパス

2015年W杯メンバーのPR三上はオールブラックス戦に続くリザーブ入り

2015年W杯メンバーのPR三上はオールブラックス戦に続くリザーブ入り

 

18 山下 裕史 (50) 神戸製鋼 コベルコスティーラーズ

2試合ぶりの出場となるPR山下裕史

2試合ぶりの出場となるPR山下裕史

 

19 大戸 裕矢 (3) ヤマハ発動機 ジュビロ

追加招集のLO大戸はリザーブ入り。出場すれば昨年6月のルーマニア戦以来のキャップ獲得となる

追加招集のLO大戸はリザーブ入り。出場すれば昨年6月のルーマニア戦以来のキャップ獲得となる

 

20 中島 イシレリ (1) 神戸製鋼コベルコスティーラーズ

オールブラックス戦で初キャップの中島イシレリがリザーブ入り。出場すれば2キャップ目となる

オールブラックス戦で初キャップの中島イシレリがリザーブ入り。出場すれば2キャップ目となる

 

21 流 大 (14) サントリー サンゴリアス

流はリザーブスタート、インパクトチームのリーダー役を担う

流はリザーブスタート、インパクトチームのリーダー役を担う

 

22 田村 優 (53) キヤノンイーグルス

SO田村は日本代表では昨年11月のオーストラリア戦以来となるベンチスタート。「今までとは違う、ゲームを締める役目を期待する」とJJ

SO田村は日本代表では昨年11月のオーストラリア戦以来となるベンチスタート。「今までとは違う、ゲームを締める役目を期待する」とJJ

 

23 梶村 祐介 (-) サントリーサンゴリアス

リザーブで初めて日本代表のジャージーを着るCTB梶村。高3で代表合宿に招集されて以来6年目の悲願成就だ

リザーブで初めて日本代表のジャージーを着るCTB梶村。高3で代表合宿に招集されて以来6年目の悲願成就だ

 

ノンメンバー:PR山本 幸輝 ヤマハ発動機ジュビロ

 

ノンメンバー:HO庭井祐輔 キヤノンイーグルス

 

ノンメンバー:PRヴァルアサエリ愛

 

ノンメンバー:FL布巻峻介(パナソニック・ワイルドナイツ)

 

ノンメンバー:SH田中史朗(パナソニックワイルドナイツ)

 

ノンメンバー:SO/CTB山中亮平(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)

 

ノンメンバー:WTBヘンリー ジェイミー(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)

 

ノンメンバー: WTB山田章仁(パナソニック・ワイルドナイツ)

 

ノンメンバー:LOアニセサムエラ(キヤノンイーグルス)

 

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