ワールドカップ前最後のテストマッチとなる南アフリカ戦の試合登録メンバー発表。「南アはジャパンが強くなるためには『必要な相手』」 | ラグビージャパン365

ワールドカップ前最後のテストマッチとなる南アフリカ戦の試合登録メンバー発表。「南アはジャパンが強くなるためには『必要な相手』」

2019/09/04

文●編集部


4日、ラグビー日本代表は6日に行われる南アフリカ戦の試合登録メンバーを発表。HO北出卓也が初キャップ。さらにジェイミージャパンとしては初出場となるWTBアタアタ・モエアキオラがメンバー入り。さらに怪我による欠場でPNC(パシフィック・ネーションズカップ)に出場しなかったPR具智元、PR中島イシレリもメンバーに入った。ジェイミー・ジョセフヘッドコーチが取材に応じた。

強豪のベストメンバーに自分たちの力を試せることは私も選手たちも楽しみにしている

ジェイミー・ジョセフHC

ジェイミー・ジョセフHC

ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ


お越しいただきありがとうございます。W杯直前の試合で、非常に大きなテストマッチになると思います。相手は強豪チームです。PNCではティア2のチームに対していいパフォーマンスが出せました。次の対戦相手は、自分たちにとってステップアップになると思いますので、選手たちも非常に楽しみにしています。ワールドカップ(以下、W杯)の準備という意味では、正に『必要な試合』になると思います。

そしてこの何週間にいただいた、いろんな質問の中で、W杯前の前に南アと対戦することがリスクではないかという質問ありました。私はなぜそういう質問するのか、なかなかわかりません。今までティア1と全部の国と戦ってきましたが、今回が最後のティア1との戦いです。そのような強豪としっかり試合しないと現状把握ができないのです。我々にとって『必要な試合』です。そして世界で最も大きな対戦相手、しかも身長も高い相手だと思います。かなりフィジカルな、我々がチャレンジすべき相手です。


(相手の)エラスムスHCが今回ベストメンバーを出してきたのは、日本代表に対してリスペクトしていると捉えられます。選手たちも、強豪のベストメンバーに自分たちの力を試せることの楽しみにしています。


堀江のケガで、坂手に先発のチャンスを。ノンキャップの北出にビッグマッチのチャンスを

坂手淳史

坂手淳史

――今回のメンバー選考の意図は


今回、姫野、(堀江)翔太がケガしたので、こういう構成になりました。ただ坂手にはチャンスを与えたかった。しかもスターティングのチャンスです。PNCでは堀江にゲームタイム与えたいので、スターティングの機会を与えられなかった。坂手は昨年11月、非常に満足するパフォーマンスを見せてくれましたし、非常に成熟してきたと思います。11月のテストマッチでも翔太が不在だったが、非常にチームのために力を発揮してくれたと思います。なので、彼がこのポジション争いを激化させているところもあります。そして今回、南アフリカという非常に経験値があり、非常に大きなチームに対する相手に、スターティングで出られるとということなので、彼にとっては素晴らしい機会だと思います。

北出(卓也)がリザーブにはいっています。彼は日本代表として初メンバー入りとなりました。かなりプレッシャー、特にセットプレーのところでプレッシャーがかかると思うので力を試す機会になると思います。セットプレーでプレッシャーがかかるので堀越より北出を選んだ。

アタアタ・モエアキオラ

アタアタ・モエアキオラ

アタアタ(モエアキオラ)も初の機会を与えられました。経験値あるチームに、自分の力を示す機会になります。彼がどのくらいのパフォーマンスを出してくれるか楽しみです。他の選手は3年間見てきたので、力量、実力はわかっています。

W杯に向けて、全員が日本代表としてプレーをし、機会を与えたことになりあます。ビッグマッチですが、W杯に向けた準備の最終章ということになります。


マストウィンは南アフリカ戦ではなく、その次の戦い(ロシア戦)だ。

――セットプレーが強い相手とやりたかったから南アフリカを相手にしたのか


それも理由のひとつとしてありますが、南アはこの2年間で力をメキメキとつけています。昨年、オールブラックスに勝って、(今年は)引き分けだった。かなり強豪チームです。手強い相手です。けれども、南アに対して、マストウィンだとは思っていません。

マストウィンな試合は、次の試合ではなく、次の次の試合(ワールドカップの初戦、ロシア戦)です。この試合は必ずマストパフォーム、パフォーマンスをしっかりしないといけない試合です。(南アフリカ戦は)最後のフィジカル的に強さを求める要求が高くなる経験ができる。セットプレー、タックル、ラインアウト、モール、フィジカル的にいろんな経験できる、最後の準備には必要だと捉えています。

――ボクスのメンバーは予想通りですか


相手はオールブラックスの試合に向けて準備しているので、そのメンバーだと想定していました。結果は必然的についてきます。ちゃんとしたフィジカル、メンタルでの準備をして、しっかりとパフォーマンスすれば、結果は必然とついてくるものだと思います

――別メニューの堀江は開幕まで間に合うのか?


順調に復帰しているので、間に合うと思います。(W杯は)4週間で4試合があるということで、全員が100%でフィットしていることが大事。首のケガは昔からかかえているケガなので、無理させて、W杯を迎えるのは懸命ではない。彼にもチームのためにも、ここは適切な対処をとることができた。こういう状況になったから他の2人にチャンスを与えることができました。

――南アと対戦することが、今後にどう影響を与えるか?


W杯で対戦する4チームは非常にセットプレーが強いということがあります。サモアはスクラムも非常に強いし、ロシアも非常に大きいしラインアウトを得意としている。アイルランド、スコットランドも同じようにそこを狙ってくると思います。かなりラインで上げてプレッシャーをかけるゲームを組み立ててくると思います。キックを蹴ってプレッシャーをかけてという展開が想定できるので、それに備えられると思います。

――4年前の南アフリカ戦から日本はどう進化している?


まったく違うチームに変化したと思います。それはやはりコーチングチームが違うので当たり前のことだと思いますが。違うアイデアや違う手法でチームを強化してきたので、以前の環境、指導者と違うので比較するのが難しいでしょう。南アフリカもこの何年かで成長し、この18ヶ月で非常に力つけてきたと思います。

各自、与えられた役割を詳細までやりきってほしい

――南ア戦で福岡に期待していること?


しっかり前進して、いいボールを供給すれば、彼は良いプレーを発揮してトライまでもっていけると思います。モメンタムを持って前に出られていないと得点に結びつけられないと思いますので、そこが重要だと思います。


この選手に何を期待しますかという質問がよく聞かれますが、単刀直入に、各自、与えられた役割を詳細までやりきってほしいということだけです。それがアメリカ戦でも、対オールブラックスでも、対南アフリカ戦でもそこは変わりません。各自ゲームプランを遂行させるために役割があるのでしっかりそれを遂行してほしいと思っています。選手たち遂行する力を持っています。相手になにをされるかが遂行力に影響ありますが、そこが毎回のチャレンジだと思います

ヴィンピー・ファンデルヴァルト

ヴィンピー・ファンデルヴァルト

――南ア戦がフィジカルバトルになると何度も発言しているが、ファンデルヴァルトを入れてなぜベンチメンバーのFWを6人にしなかったのか?


もっと大きな、全体像をみているので、そういうことは考えませんでした。かなりきつい試合になると思います。しかも暑いですし、湿度も高くなり、ハンドリングでボールも落とすことが多くなると思います。今回、(先発として)ウヴェを選んだんですが、ヴィンピーよりもこの対戦相手なので体格が大きいので彼を選びました。ヴィンピーも彼自身もアンラッキーでがっかりしていると思いますが、他に大事な試合がたくさん控えています。

リポビタンDチャレンジカップ・南アフリカ戦試合登録メンバー

1 稲垣啓太(28)
2 坂手淳史(16)
3 具智元(7)
4 トンプソン ルーク(66)
5 ヘル ウヴェ(13)
6 リーチマイケル◎(62)
7 ピーター・ラブスカフニ(2)
8 アマナキ・レレイ・マフィ(24)
9 茂野海人(9)
10 田村優(57)
11 福岡堅樹(33)
12 中村亮土(18)
13 ラファエレ ティモシー(17)
14 松島幸太朗(33)
15 ウィリアム・トゥポウ(9)


16 北出卓也(0)
17 中島イシレリ(2)
18 ヴァル アサエリ愛(8)
19 ジェームス・ムーア(2)
20 徳永祥尭(11)
21 流大(18)
22 松田力也(19)
23 アタアタ・モエアキオラ(3)

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