南アフリカ戦に向けて―「もっともっと強いジャパンを見せる」WTB福岡堅樹、CTB中村亮土 | ラグビージャパン365

南アフリカ戦に向けて―「もっともっと強いジャパンを見せる」WTB福岡堅樹、CTB中村亮土

2019/10/19

文●編集部


未知なる領域、準々決勝進出したジェイミージャパン。WTB福岡堅樹とCTB中村亮土がメディア対応を行った。「トライはFWが崩して、ボールを繋いでくれた結果」(福岡)。「ディフェンスは自分が世界と戦うために、代表に生き残るための重要な要素」(中村)。プール戦を振り返り、そして4年前とは違う、新しいチームとして積み上げてきたその成果を南アフリカにぶつける。

中村選手に「何トライですか?」と聞かれる福岡選手

中村選手に「何トライですか?」と聞かれる福岡選手

――福岡選手と松島選手は何トライ?


中村 2トライずつしてほしい。二人とも、大会の中でもトライ数は多い方なので。そこを意識してやってほしいと思います。


――9月に対戦した時よりもチームのどこが成長していますか。


福岡 これだけワールドカップという大会を経て、自分たちのラグビーを世界に挑戦していて、チームとしても自信をもっています。実際に南アフリカがどういう戦いをしてくるのか、どう崩してくるだろうかということを経験を踏まえて準備しているので、そういう意味で前とは違った戦い方ができると思います。


中村 9月の戦いは、どちらかというとどれだけ今の自分たちの力があるのかとか、を知るためのステップアップのための試合でした。ですので、あまり結果にこだわらずという試合でした。今回は1点でも多く取らなければならない試合。そこは、より細かいところのディテールをジャパンができるかということが大切になってくる。

9月のテストマッチ。大会直前のウォームアップマッチで対戦した相手と準々決勝で再戦することは珍しい。

9月のテストマッチ。大会直前のウォームアップマッチで対戦した相手と準々決勝で再戦することは珍しい。

――10月20日は平尾誠二さんの命日ということでそこに対する思いと、トライに対する思いは?


福岡 お会いしたことは数回程度ですが、日本ラグビーの歴史の中で大きな存在だったと思います。自分たちラグビーをして、記憶に残る試合にしたい。トライについては、良くトライを狙えると言っていただけるのですが、こうやってトライを狙えるのは、FWの選手たちが崩して、いい形でボールをつないでそれができるので。数にはこだわらないですが、自分の仕事として、そこに集中できればいいかなと思います。

――南アフリカのチョークタックルと、ハイボールについて


中村 的を絞らせないアタックと、チョークタックルされる場面もあるかと思いますが、一人ひとりがレッグドライブして、いいクリーンアウトができればと思います。特にこれまでと戦術とか、やり方も変わらない。どれだけ徹底できるか。


福岡 ハイボールキャッチで競ることが多いのはバックスリーだと思います。前回の試合では、ハイボールに絡む前に退場してしてしまったので。これまでずっと練習してきたところでいい場面もありました。今回は、自分らしいジャンプをして、いいかたちで競れると思っています。

――4試合、バックスリーがゲインを許してもトライには至らないよう、しっかりディフェンスしていると思いますが、南アフリカに対してはどのようなディフェンスをしていきたいですか。


中村 本当に今まで通りですね。最初の20分だけでなくて80分間プレッシャーをかけ続けるところが大事かなと思います。

福岡 相手に勢いをのせないためには、しっかりとディフェンスから自分たちの流れをつくることが大事。本当に今までやってきたことを一つひとつやっていくということだと思います。


――南アフリカのWTBコルビ選手が福岡選手を「非常にスピードのある選手だ」と評価していました。彼の印象は。


福岡 ワールドカップで戦っているのを見て、自分のようなサイズのない選手でもどうやって世界のトップレベルで戦っていくか。強みを出していくか。お手本のようなプレーをしている選手。そういう選手に意識してもらえるのは嬉しいこと。勝負をしていきたいです。

――ディフェンスについて、なにかを掴んだ瞬間はあるのでしょうか。


中村 僕の生きる道ではないですが、ここに残って、世界と戦うためにはごく普通のプレーヤーが生き残るためにたどり着いた感じです。サンウルブズだったり、これまで経験させてもらったテストマッチの中で、自分の強みとしてはっきりと自分の中で自信をもてるようになりました。世界と戦うという明確になったのかなと思いました。外には素晴らしいプレーヤーがいるので、自分は体を張れるところでチームに貢献できればいいかな。

――日本代表は強く、世界の強豪にも勝ち切る力を持っています。ここまで強くなった要因は。準々決勝は経験のない領域、意気込み


福岡 いくつかあると思います。一つは、きつい合宿を何度も何度も乗り越えて、チームとして「One Team」をつくりあげて、お互いのことを信じることができるチームになった。もう一つあげるとすれば、2015年の経験というものもあるかと思います。あの時結果を残しながら、上にあがることができなかった。そういう悔しい思いがあったことが要因であることは間違いないかと思います。最後に、地元の日本の皆さんの声援の力が、自分達の力につながっていると思います。大舞台で、たくさんの人を沸かせたいと思っている選手にとっては、大きなモチベーションにつながっています。この日本大会であるということも重要な要素だと思います。

中村 100点の答えをされてしまいました(笑)。いままで、長い期間、積み重ねてきたことがやっとここで結果としてでてきたという感じ。僕ら、チームメイトの中では、今の結果については何の疑いもなかったですし、確固たる自信があったのでここまでできると思っていました。ジェイミーはじめスタッフを31名のメンバーだけでなく今までいたメンバーが信じてしっかりと自分たちの役割を遂行できた結果だと思います。本当に信じてよかったなと感じました。まだまだ、強いジャパンが見せられると思うので楽しみしてほしい。


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