姫野和樹「自分が前に出ないとチームとしてもいいアタックができない」 | ラグビージャパン365

姫野和樹「自分が前に出ないとチームとしてもいいアタックができない」

2021/11/19

文●編集部


欧州ツアー最終戦となるスコットランド戦を前に、姫野和樹がオンライン会見に応じた。「アイルランドで大敗し、その負けをしっかり意味あるものにするために、真価が問われる試合」と話した。

――マレー・フィールドはライオンズ戦で夏にも来ましたが、今回はスコットランド代表戦です。


すごい歴史のあるスタジアムだし、夏、やってみて、すごく大きくて、すごく緊張したイメージがあります。ただ、今回、自分たちがおかれている状況として、アイルランドで大敗し、その負けをしっかり意味あるものにするために、明日は、真価が問われる試合だと感じています。「意味のある負け」になるように、明日いい状態で勝って日本に帰られるようにしたい。


――バックローのポジション争いが激しいが……


若い選手もたくさんいて、試合に出られない分、僕たちをくってかかると、日々練習から背中を追われている感覚がありますし、そういう感覚になるほど、いいエナジー持って練習しているし、その分、自分たちがいい準備ができる。すごく「ワンチーム」で準備できていると感じている。そこで若い選手に負けずに、今後も自分のパフォーマンスを出していきたいし、そこに覚悟を持ってやっていきたい。


――アイルランド戦は相手のアタックにやられた。スコットランドもボールを回してくると予想されるが


アイルランド戦は自分たちが準備したことと、相手がやってきたことが全然違いましたし、その中で対応力がすごく大事かなと思います。いろんなこと想定して準備をしてきたので、相手がボール回してきても、FWでプレッシャーをどんどんかけてくるなど、いろんなことにも対応できるようにいい準備ができた。そこは柔軟に、グラウンドの中で冷静に、リーダー陣が選手とコミュニケーションを取って対応していきたい。


――秋のツアーは調子が良さそうです


NZの経験は自分の中で活きているし、試合に出ずっぱりだったので、体的にも精神的にきつい部分もありますが、今は逆に充実した感じがある。今までできなかったプレーができたり、自分の成長を実感できる最中だなと思っています。ただチームとしてあまり、こうよくないゲームが続いているのは残念だが、個人的な感想としてはそんな感じかなと思います。

(スコットランド戦ではどんなプレーを)今までブレイクダウンではいい仕事ができているので、そこは引き続き自分の強みを出していきたい。明日はよりボールを持って前に出る。チームの推進力を作る、勢いを作るところで、自分が前に出ないとチームとしてもいいアタックができない。そこの部分を明日はフォーカスしてやっていきたい。

――相手のバックローに対しての印象は


ハミッシュもシックスネーションでいいプレーしていたし、ジェイミーも一貫したプレーしている。そういったトップクラスの選手よりも自分が上にいかないといけない。ハミッシュ・ワトソンは初めての対戦ですが、すごく楽しみです。フランカーの選手と試合でやり合えるのはすごくいい経験だし、そこのバトルで戦って行くのが明日の僕の仕事かなと思います。


――コロナ禍で、あまり試合ができなかったが……そのあたりの感触は?


試合の中で成長すると思いますし、NZで10数試合出て、自分の成長を感じられたし、確固たる自信もつけられた。そういった意味で、チームも同じで、試合の中で、できた、できなかったを実感しながら成長するものだと思っていますが、ただ、そこをできなかったらと言って、自分自身は言い訳にしたくない。今、自分たちができることに100%フォーカスして、重きをおかないといけない。できたこと、できなかったがたくさん出てくるので、そこはあまり、言い訳にせずにやりたいなと思います。ただ、試合の中で成長していくには、試合数は必要かなと考えています。


――このツアーで学べていることは?


自分自身のパフォーマンスが良かったとしても、チームとして、できないことの方が多いとすごくショックというか、残念な気持ちになるなと感じている。自分のプレーがチームのプレーにつながっていかないと意味台紙、チームの勝利に対して、そこまで大きなインパクト与えられてないのは反省点。グラウンドの中で、パッション、エナジーが足りないなと感じている。それは新しい選手が入ってきて、自分に余裕がない選手もいる。もっともっと自分がいいプレーして、チームを鼓舞するところは自分が得意なところなので、そこがまだまだ見せられてないかなと感じている。パッションというところ、エナジーをグラウンドの中で出して、もっといい雰囲気でやれるようにできるかなと思っています。

(パッションが足りないとは、どんなとき?)自分がジャッカルしたとき、みんなで褒めたりというのがなかったし、それは自分に精一杯で、自分のプレーに集中しているという選手が多いのかもしれない。自分たちがいい状況のときは、いいチームのときは、いいプレーがあったとき、みんなのエネルギーがあって、次、どうするかという『次のエネルギー』が感じられるが、今はなかなか感じられないのが現状で、そこはもっともっと自分が出せるところかなと思います。


――ポルトガル代表戦は、ゲームのバイスキャプテンでした


基本的にあまり変わらないですね。バイスキャプテンでもそうじゃなくてもいつも通りのリーダーシップを発揮しているので、バイスキャプテンだからということはまったく感じなかった。バイスキャプテンという立ち位置で、いつも通りのリーダーシップを出していた。


――リーチさんがいる、いないは影響がある?


リーチさんがいると安心感ありますね。ただリーチさんに頼り過ぎてもいけないし、自分が引っ張っていく覚悟も必要ですが、正直、リーチさんいると安心するのは安心します(笑)。

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