7月3日、ラグビー日本代表は敵地ダブリン・アビバスタジアムでアイルランドと対戦し、31-39で敗れた。勝率85%というホームにめっぽう強い相手に対し追い詰めた。2キャップ目で先発のチャンスを与えられたSH齋藤直人はその重責を全うした。またライオンズ戦に続けて先発のWTBシオサイア・フィフィタも待望の1トライを含む3トライに絡むパフォーマンスを見せて可能性を大きく感じさせた。ジャパンにとっては大きな新戦力の二人だがこの欧州遠征を通じて感じたこととは。
SH齋藤直人「これを次に繋げなければ意味ない」
――この試合を振り返って
特に一番印象に残っているのはやっぱり自分のダイレクトタッチで一気に流れを相手に持っていかれたシーンですね。テストマッチはワンプレーで決まるというのは身に染みて感じた。(トライは)味方がゲインしてくれて、最後サポートしていてボールもらってトライするだけだったので味方のチャンスメイクに感謝しています。
――今日、先発で出て自信になったのでは?
試合後、今もそうですが、負けたのもありますが、ポジティブにとらえられなくて、ペナルティー2つとダイレクト(キック)。特にダイレクト(キック)のところは、自分たちに流れがある中でのプレーで、その後、失点してしまった。あのミスから流れもっていかれたと思うので、厳しい部分を感じました。
――勝てる試合だったと思いますか?
間違いなく、そう思います。アタックするところとボールを手放すところのバランスが大事と思っていて、そこに関してはプラン通りできたところもあるが、細かいコミュニケーションミスが何度もあったので、そういったところは修正したい。
――2戦を振り返って
個人としてはこの強度で2試合プレーさせていただく機会をもらって、初めての経験だったんですけど本当にこの強度で2試合戦えたことが本当にいい経験だったと思います。これを次に繋げなければ意味ないと思うので、次のキャンプに向けていい準備したいです。
――2つ強度の高い試合を経験したことがどう今後につながる?
テストマッチは1つのミスから流れが変わったり勝敗を左右するのを感じたのと、2チームともフィジカルなチームで、ボックスキックの重要さなんかもこのツアーで学べたかなと思います。