5月28日、秩父宮ラグビー場ではアジアラグビーチャンピオンシップ(ARC)2016、日本代表対香港代表の一戦が行われ、日本代表が59−17で勝利し4戦全勝の勝ち点20で本大会優勝を決めた。
ノンキャップメンバーを中心に構成されたジャパンは、本大会の最終戦となるこの試合開始から予想外の出来事に見舞われる。
「コイントスで僕が勝って、ボールをとったがそれが相手のボールになるとは予想もしなかった」(内田啓介キャプテン)。まさにテストマッチではあり得ない状況がキックオフから発生。
またスクラムでは、「自分たちの姿勢を整えている時にペナルティーとされてしまった」(HO・坂手淳史)というように、レフェリングへの適応が必要な状況が発生していた。
そうした中で試合開始から香港の攻勢を受け、ジャパンにとっては苦しい時間帯が続いた。14分にPGで先制を許すと、19分にはアンストラクチャーの状況からボールを繋がれ、今大会初のトライを奪われ、0−10とリードを許した。